ゆち

在庫整理と、新しく考えたものなど。 自分の整頓用。

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最近の記事

最後まで飲みきる頃に甘くなるコーヒー的な人生であれ

できるなら弾ける甘さを乗りこなすソーダフロート的人生を  コーヒーに砂糖だけ入れてあまり底のほうまで混ぜずに、最後にコーヒー味のシロップくらい甘いコーヒーを飲むことを、今でもたまにやってしまう。

    • 公式を知らないならば思いつく全ての解を書き出してゆけ

       習っているのだから知らないはずはなかったけれど、公式を思い出せなくて解けない問題は時間が許す限り解答用紙をとにかく埋めることにしていた。なにかが点数につながればいいと思った。それが部分点になったかどうかを覚えていないけれど、今もできないことわからないことに対して粘ってしまうところがあるのは、そういう経験があるからかもしれない。  数学が苦手で、あまりにもできなくて当時の先生に呼び出されて説教を受けたことがある。僕は構わないけれど困るのは君だから一応話をします、と言われた。呼

      • 君からの返事あるかも 残金が777のICカード

         なんでもいいから「運がいい」と思っておくことは効果的だと思っている。だから、時計を見たらちょうど針が動くところだったとか、朝に白い鳥が飛ぶのを見たとか、ICカードの残金が777だったとか、そういう細かい運を積み重ねている。私は運がいい。私は運がいい。

        • もしかして幸せだった?気の抜けたサイダーみたいなあの毎日は

          気の抜けた炭酸は大抵ぬるくて、その甘さだけをひたすら感じることになる。もうおいしくないのだから捨ててしまえばいいのに何故か飲んでしまうのは、そんなに思い出したくもないはずの「あの毎日」もそれはそれでよかったのかなと納得したいからかもしれない。

        最後まで飲みきる頃に甘くなるコーヒー的な人生であれ

        • 公式を知らないならば思いつく全ての解を書き出してゆけ

        • 君からの返事あるかも 残金が777のICカード

        • もしかして幸せだった?気の抜けたサイダーみたいなあの毎日は

          おいしくてつよくなるから何箱も何箱も買い頬張るビスコ

          おいしくてつよくなる、なんて心強いおやつだろう。別に本当に強くなるなんて思ってなかったけど、そう書いてあるからそうかもしれないと思って食べていた。なんでもいいから、チカラがほしかった。

          おいしくてつよくなるから何箱も何箱も買い頬張るビスコ

          自分ごとやめたくなった次の日も出勤している社員の価値は

          数年前Twitterで、なにかのタグをつけて投稿したら枡野浩一さんから短歌の返信をもらえるということで投稿した短歌がこれだった。「社員には価値はないけどあなたには価値を感じている人がいる」という短歌が返ってきたときは、二重にうれしかった。 まさか返信があると思っていなかったのにもらえたということと、この頃は引き継ぎたての慣れない仕事にに加えて我流で仕事をしたがってなかなかできるようにならない後輩の指導が重なって死にそうだったから、なにか一気に報われたような気がしたからだった。

          自分ごとやめたくなった次の日も出勤している社員の価値は

          いじわるな脚本家作『人生』のト書きはいつも“歯を食い縛る”

          これを書いたときは神様みたいな存在が人生という脚本を書いていて、私にくれる台本にはいつも理不尽なことを書いているものだと思っていた。でもいじわるな脚本家は実は当時の自分で、"歯を食い縛らされている"ように感じていたのは心のどこかで歯を食い縛るような展開ばかり望んでいたせいだったのかもしれないと思うようになった。「ほら、やっぱり!」と答え合わせをするように。 歯を食い縛るのは歯それ自体や顎によくなさそうだし、最近は意識的に"一旦目線を上げて、大きく深呼吸をする"を取り入れるよう

          いじわるな脚本家作『人生』のト書きはいつも“歯を食い縛る”

          やわらかいパンに卵と悲しみとハムを挟んで幸せとする

          生きているといろんなことがあるけれど、卵とハムと一緒にやわらかいパンで挟んでおけばなんとかやっていけるかも、の意。

          やわらかいパンに卵と悲しみとハムを挟んで幸せとする