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コンビニスイーツからよみがえる、マウントレーニアの思い出
いつからコンビニはスイーツが豊富になったのだろう。私が子供の頃は、コンビニ独自のスイーツというのはなく、スーパーで売っているようなプラスチック容器に入った2個入りのショートケーキやまるごとバナナ、プリンやゼリーといったものが並んでいたように思う。
小さい私にとって、コンビニは飲み物かアイスクリームを買うところであり、母が買うマウントレーニアを一口もらうのが、とても楽しみだったことを覚えている。子供だから少しだけと言われて貰えるコーヒーは、自分の想像よりも甘く、でもほろ苦く、味わったことのない美味しさだった。あのペットボトルでも紙パックでもない、プラスチックの蓋にストローをさして飲むところやシュッとした容器の外見が大人びていて、憧れたものだ。
今では、コンビニにコーヒーマシンがあるのが主流であり、スターバックスをはじめとしたカフェもたくさんある。いつでもどこでも淹れたてのコーヒーが飲める。私も、やっぱり淹れたては香りが違うと、一丁前にブラックコーヒーも楽しむようになった。でも、幼い私が喜び憧れつづけているのは、マウントレーニアやマクドナルドのパックのカフェオーレなのだろう。
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