見守り電気が必要な社会的な背景

人口推移の誤謬

https://note.com/mydenki/n/n2e0b2c2a6570
を数年前に書きました。見守り電気の開発の根拠となる大事なことを書いています。
でもこれには誤謬があります。
このグラフは2016年の国勢調査を元に作成されいています。
出典はここ。
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2018/html/zenbun/s1_1_3.html


2016年内閣府

これが2016年の調査における一人暮らしの高齢者の数とその予測です。
2020年で約700万人。私は講演などでこのグラフを良く使ったので皆さんが驚く様子を鮮明に覚えています。そして2020年には700万人になるのです!と威勢よく話しておりました。

そして今の最新データを比べてみましょう。


2020年国勢調査総務省


2020年国勢調査総務省

あれ、65歳以上は3600万人で一人暮らしは30%になっています。つまり1000万人の大台です。
これって、2016年の国勢調査の予測とけっこう乖離していますよね。間違いとは言いません。人口推移は高度な計算が必要ですから。なので誤謬という言葉を使いました。
2018年頃にはは700万人になっちゃう、たいへん!!!と言っていたら、あっさり1000万ですから、急増しています。2020年の一般世帯総数は4,885万世帯(国立社会問題人口研究所 2022)ですから5世帯に1つは独居高齢者ということなのか?これってどうなちゃうのだろうかという、市場構造です。
そして見守り電気は重要になります。そうです。ここで問題になるのが住宅問題だからです。
国勢調査には住宅所有形態などがないので、他のデータを比較します。
次回はそれで。


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