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740万人見守れますか?

ずいぶんと脱炭素のことについて書きました。まだまだ書きたいことがあるので、もちろん書いていきますが、私が働くエッセンシャルエナジーの大事な仕事に「見守り電気」があります。以前に概要は書いています。
以前の記事に書いていますように、見守り電気は独居高齢者の見守りに特化しています。お一人暮らしの方が、いつの間にかお亡くなりになり、数日、数週間、場合によっては数か月後に発見する。そんな孤独死の防止が役目です。
独居高齢者とは。独居高齢者は65歳以上の一人暮らしの方です。現状でおそらく700万人くらい、2025年には740万人になるそうです。下記が政府統計です。

内閣府

2000年代から急速に増加しているのがわかると思います。
2020年以降は推計ですが、もっと加速するかもしれません。なぜかと言えば熟年離婚なんて言葉は新しい言葉ですが、夫婦で暮らしていて、離婚すれば統計的に2増えます。一人暮らしがポイントです。ちなみに小学生は620万くらい。逆にこれは増えません。減ります。小学生は増えないけど、独居高齢者はどんどん増えていきます。

さて、孤独死とは何でしょうか?実はまったく定義はないはずです。ただし、国土交通省は以下を定めています。

国土交通省のHPより抜粋

つまり、特殊清掃が必要な状態になった場合は3年以内は次に借りる人に告知しないとだめです。これが落ち着いたガイドラインです。
見守り電気は概ね24時間以内に異常を検知しますから、よほどの環境が無い限り特殊清掃にはなりません。よほどの環境にご興味のある方は下記の菅野久美子さんの著書を読んでください。

https://www.amazon.co.jp/dp/4620325767/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_VQSDKC0TEXF6C20J3QEQ

市場のメカニズムとしては、大屋さんは孤独死リスクのある独居高齢者には部屋を貸したくない。でも、700万人の(全部が賃貸にいるわけではないが)いる層で、小学生よりはるかに多い人口がそうなったら、そうは言っていられない。だからせめて孤独死をしても告知義務が発生しないようになれば、積極的に貸していける。
そうだ。見守りだ!
という形で、見守りの需要は高まっています。
次回はじゃあなんでそれが普及しないの❓話です。

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