OLが脱サラしてフライパンで豆を煎るまで
こんにちは。
私は現在、脱サラしてコーヒーギフトショップを始めようとしています。
オープンまでの経緯やコーヒーの魅力について、noteに残そうと思っています。
今回は脱サラしてコーヒー焙煎を始めるまでについて振り返ります。
都内でOLをしているときに夫と出会い、結婚しました。
そのことがのちに脱サラする大きなきっかけになったと思います。
夫の職業はフリーランスのグラフィック・ウェブデザイナーです。CDジャケットを作ったり、企業サイトを作ったり。
夫の働き方を見て、「私も自分の個性を活かした働き方をしたい!誰かを喜ばせたい!」と思い始めたことが始まりだったと思います。(こんなに明確に自覚できていませんでしたが)
なんとなく会社員をやっていることへの疑問や、30歳という人生の節目(?)であったことも要因であったと感じます。
ちなみに、このときはまだコーヒーやギフトのことには想像もできていません。
OLを辞めるまでの葛藤
仕事を辞めようかな?と悩み始めたのは30歳の誕生日を過ぎた、2021年の夏頃から。夫と暮らし始めてして数ヶ月が経った頃です。
コーヒーギフトショップをやりたい!という気持ちより、自分の良さを活かした仕事をしたい!好きなことを仕事にしたい!(あわよくば自分のペースで家で働きたい!)という気持ちが先でした。
その気持ちはあるものの、一体なにをすればいいのか全く分からず。
というか、いつか子どもも欲しいし、このまま会社員でいたほうが産休・育休をしっかりもらえるし、保険料も会社が半分払ってくれるし……
それに比べて仕事を辞めたらお給料・ボーナスがなくなるどころか、産休・育休中の手当もなくなって、更に自分で保険料払ったり、確定申告しなくちゃいけないし…(めんどくさそう……)
こんなことを考えていたら、冬になりました。
自分だけでは答えを出せないまま、最後の辞めるきっかけとなった出来事がありました。
勤めていた会社の在宅勤務の廃止です。
OLになる前はサービス業がメインであったため出社することが当たり前でしたが、OLになりすっかりリモート慣れしていました。
今更、週5で出社なんて絶対無理…
このことが最終的な手助けとなり、辞める決意が固まりました。ありがとう、会社。
そして、やりたいことは決まらないまま会社を辞めたいと伝えました。本当のところ全く方向性は決まってないけど、とりあえずカフェを開きたいって名目で。当時の上司がとても理解のある方だったので、2022年の1月に辞めることが決まりました。
辞めようか迷い始めてから退職するまで、約半年かかりました。長い。
焙煎をはじめたきっかけ
会社を辞める!と伝えたとはいえ、すぐに焙煎をはじめたわけではありません。そもそも、焙煎するなんて全く想像もしてませんでした。
やりたいことをリストアップしてみるものの、100%しっくり来る答えに出会えず。
そもそもインフルエンサーなんて自分には向いてない(と思っている)し、グラノーラは自宅で焼いたものは販売できないし(調べて知った)、いきなり店舗を持つなんて現実的じゃないし。
2021年12月26日。会社を辞める直前。
下北沢のスタバでクリスマス気分を引きずってホットココアを飲んでいるとき。
「自宅で焼いたお菓子やグラノーラは販売できないし、今すぐ関西に帰るのも現実的じゃないし、けど仕事も辞めるって言っちゃったし、色々考えたけどやっぱりコーヒーが一番好きな気がするから、いっそおうちで焙煎しちゃおうかなぁ…」この考えに至ります。
数ヶ月悩んで、頭のネジが外れたというか。そういう瞬間でした。
見出しにきっかけとありますが、大きなきっかけはなく、単純に悩むのに疲れただけかもしれません。
あとグラノーラの販売ができないって知ったことも理由かも。自宅で作った食品は販売できなくて、自宅のキッチンとは別の、保健所の許可がおりたキッチンで作る必要があります。コーヒー豆は自宅焙煎のものを販売してOK。こういうの、今まで知らなかった。
そこから、会社を辞めて自宅での焙煎がはじまります。焙煎とは名ばかりの、フライパンでお豆を焼くだけ。
キッチンはコーヒー豆から出る薄皮だらけ。腕の筋肉痛。火傷。一ヶ月ほどでフライパン焙煎をギブアップし、モーター付きの小さいロースターを購入。焙煎については別の記事に残そうと思います。
こうして開業への道のりはスタートしました。
読み返してみると、うじうじ悩んでいた時間がとても長かったと思います。
独立するのに必要なことは知識や熱量よりも、度胸なのでは?と思わされた半年でした。
私が言うのもなんですが、どんなことであってもまずは始めてみることが良いと思います。
悩む前に行動できる人が強い。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
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