見出し画像

【日本酒】温度による香味変化とは

あけましてあめでとうございます。
新年書き始めです✏︎ 本年もよろしくお願いいたします。
私事ですが、気分転換に髪を暗めに染めてイメチェンをしました。

2022年のぷらずまいこ


それでは本題です。

皆様、お酒は温かい方が好きですか?それとも冷たい方が好きですか?

夏は冷酒、冬は熱燗に… なんて季節によって温度を変えたり、銘柄によって変えてみたりと様々かと思います。時には飲み屋の店主に飲み方を聞いてみるのも良いですよね。
今回は、お酒の温度を設定する際のポイントと温度による香味変化についてご紹介します。

温度による呼び名

まずは温度ごとに変わる呼び名についてです。
簡単にまとめてみました。

【冷】
・5℃:雪冷え
・10℃:花冷え
・15℃:涼冷え

【燗】
・30℃:日向燗
・35℃:人肌燗
・40℃:ぬる燗
・45℃:上燗
・50℃:熱燗
・55℃:飛び切り燗

熱燗、ぬる燗についてはよく耳にされるかと思います。雪冷え、花冷えなんて情緒が溢れていますよね。さすが日本のお酒です。趣深い。

図には記載しませんでしたが「みぞれ酒」なんて名称もあります。
氷水のような状態で氷のシャキシャキとした食感を楽しむものとなっています。暑い夏の日に縁側でみぞれ酒なんて、乙な飲み方はいかがでしょうか。(この記事を書いている現在は真冬なので想像しただけで寒くて震えますが、、笑)


温度を設定する際のポイント

温度による呼び名は知っていても、どんなお酒をどのような温度で飲むのが良いのでしょうか。皆様もご存じの通り、同じ酒類であっても温度を変えることで香りや味の感じ方が変化します。
こちらにつきましては『日本酒サービス研究会•酒匠研究会連合会(SSI)』が提唱されている、以下の3点を考慮した上で設定してみてください。

1.酒類の香りを活かす温度帯に設定すること
2.酒類の味わいを生かす温度帯に設定すること
3.飲み口(テクスチャー)を生かす温度帯に設定すること

出典:日本酒サービス研究会•酒匠研究会連合会(SSI)


変化を知る

温度帯を設定する上でのポイントを理解した後は、今まさに飲もうとしている(飲んでいる)日本酒にどういう変化が欲しいのかを考えます。
香りが足りない?甘味を少し控えたい?酸味を抑えたい?色々あるかと思います。“何が””どのように”変化して欲しいのか、考えがまとまれば後は簡単です。
下記の表をご覧ください。

参考:日本酒サービス研究会•酒匠研究会連合会(SSI)

例)香りにもう少し広がりが欲しい。→ 温める
  スッキリした飲み口にしたい。→ 冷やす

この通り、温めるまたは冷やすことはメリットになることがあればデメリットになることもあります。すなわち温度設定に正解など存在せず、
繰り返しにはなりますが、目前にある日本酒に”何が””どのように”変化して欲しいかを正確に理解することが大切になります。

適正温度とは一体、何?

「この日本酒は冷やして飲んだほうがいいの?それとも温めた方がいいの?」
飲み相手にこういった質問を受けることも多いのではないでしょうか。私はよく聞かれます。

私の答えは

「飲んでみないとわかりません!」
そして
「あなたの好みがわからないとわかりません!!」

さらに、今回ご紹介した香味変化につきましては先に紹介させていただいております日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)様より学んだことを参考に述べさせていただきました。
あくまで一般論ですので、全ての日本酒に言えることではないことはご理解下さい。

長くなりましたが、今回はこれで以上になります。

当記事を読んでいただきありがとうございました。
フォロー、スキをいただけますと今後の励みになります。

ぷらずまいこ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?