人生をかけたこと

いつもは、ほとんど観ないテレビで、たまたま流れていた番組で『女子中高生が人生をかけまくる宝塚養成学校』という密着のようなものが流れていた。

見始めてすぐにCMになり、そのCMで、またまたタイミングが良く、

『人生の見直し』

というワードが出てきた。

私は学生の頃、あんなに時間がありまくる頃、人生かけまくったことってあるかな…と思い返した。

ない。
いつもなんだかんだ何かのせい、誰かのせいにしていた気がする。

あの頃は、とんでもない親のお陰で生きる事に精一杯だった。
ある意味、生きる事に人生かけていたかもしれない。

けれど、生きる事自体ではなく人生を、生まれてきて生きた意味？みたいなものに対して、本気で取り組んでいない。

今は、生きる事に慣れた。
ここ数年でやっと、親の影響、圧力をほぼ受けずに生きる事が出来ている。

生きることとは、別に、人生かけてやろうと思った。

数日前、

あっ！
こーゆーお店やろう！

と思った。

今までは、お店やりたい、人と会話が必要で、自分が好きな物、得意な事を提供して仕事がしたいと思っていたけれど、ずーっとぼんやりしたイメージだった。
だけど今回は、パッと、頭の中に浮かんだ。
お店の中の雰囲気、ディスプレイ、自分がいる景色、ハッキリとイメージ出来た。

今年に入ってから、今まで以上に流れに乗る事の大切さ、流れに乗れば上手くいくという事を感じている。

だから、今回もやる事をやって、出来る事をして準備をしていれば、その時は、思いもしない所から、流れで大きく進展…イメージが現実になるんだと確信している。

こうして見るつもりでなかった、いつもは観ない、たまたま流れていた番組。
これもきっと、ある意味に流れに乗り始めたんだと思う。

たった20分弱くらいしか観ていないのに、めちゃくちゃ心を打たれて、涙が流れる程、感動した。

若さ、純粋、とにかく　学生？のような、こういう子達が頑張ってるのって、こんなに人の心を打つんだ。
凄いなと思った。

だけど、違う。
若さとか、そーゆー事じゃないと分かった。

何かに、本気で取り組んで、本気で向かって…
それこそ、それを手に入れるまで人生かけるくらい本気で取り組んでいるから心打つだと思った。

若さって凄い！なんて、浅はかな感覚。
すぐに気付けて良かった。

その子は、最終試験の合格発表後、今の気持ちは？と聞かれ

『うまれてきてよかった』

と、会った事も話した事も、ついさっき見たばかりの自分にも、本気で思ってるんだなと伝わるくらいキラキラして言っていた。

一度でいいから、本気で、心底言ってみたい。
それは、そのくらいの覚悟で取り組まなくては言えない。

だから取り組む事にする。

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