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音と匂いと記憶

視覚
触覚
味覚
嗅覚
聴覚

外界を感知するための感覚機能の五感

五感で得た情報が記憶されるわけやけど
嗅覚と聴覚、ってその中でも特に
記憶との結びつきが強いような

この二つと結びついてる記憶って
なかなか頭から離れてくれやんし
嗅覚と聴覚がトリガーになって
それと結びついてる記憶が鮮明に蘇る
ってことうちはよくあるんやけど
みなさまはどうでしょうか


Carpenters  "I Need To Be In Love"

夏の朝起きると母親がキッチンで
Carpentersのアルバムをよくかけてた
あの夏の朝の地味に強い太陽、
意外と過ごしやすい気温、
緑でいっぱいの外の風景、
おはよ~って母親の声、
全部目というか心に浮かぶ
から、うちの中でこれは夏の歌


GReeeeN "オレンジ"

中学1年生の頃、
初めて彼氏が出来た頃によく聞いとって
「同じ帰り道で少し前歩いてたよね」
って歌詞と自分を重ね合わせて
あぁ~もううちってこの歌詞のまんまやん!
みたいに酔って楽しくなってた

あの時期、みんなGReeeeNが好きで
学校でも友達とよく歌ってた

教室も、帰り道も、全部思い出せる

あの時期、恋も愛もなーーんも
わからんかったくせに
制服着るようになっただけで
何かお姉さんになった気がして
ちょっと背伸びして同級生と付き合って、
ちゃんと中学生の恋愛しとったな

ま、今も恋も愛もよく分かってないけど


松任谷由実 "やさしさに包まれたなら"

父親がファミリーカーでよくMDで流してた
アルバムの1番目は「やさしさに包まれたなら」
あの時のちびっこのうちはそれしか知らんくて
永遠にそれだけリピートしてた
♪きっと目にうつる~ の部分
いつも何言っとるかわからんくて
そこだけ適当にぼやかして歌ってた

父親は忙しいけど土日は
ファミリーカーにうちらを乗せて
色んな所に遊びに連れてってくれる人で
よく車で父親セレクトの歌聞いてた
ジャズとか昭和ポップスが好きなのは
完全に父親の影響


Lauv  "I Like Me Better"

大学一年生の冬によく聞いてた
あの頃は夜に遊びまくってて
行き道、帰り道、寒い中チャリ漕ぎながら
ずっとLauv聞いてた

なぜか今マレーシアでよく流れてて
あの時ほんまによく遊んどったなって
一緒に遊んでた人のこととか場所とか
最高に楽しんでた気持ちとか
耳に入る度にあの頃が懐かしい
今はそういう遊び方してないし
今後もそうやって遊ぶんかな
どうなんでしょうか

最近、落ち着いてきちゃって
また派手に遊べるのかちょっと心配


Common, John Legend  ”Rain - Bloom Mix”

好きな人が車でよく流してた
彼のプレイリストに入ってる曲の
ほとんどに惹かれやんかったけど
これは結構好きで自分もダウンロードした
留学来てからよく聞いてる
最初の方はホームシックで
これ聞くと寂しさ増してすぐ泣きそうに、
訂正、
泣いてたのが懐かしい


ココナッツの香水は
マレーシアに来てすぐに買ったもので
あの時のフレッシュな気持ちがよみがえるし

タイで買った香水は
そのまんまやけどタイの思い出、
あの時着た服とか情景が出てくるし

覚えちゃってる人のにおいは
久々に会った時の安心感というか
過去のつながりというか
あ、この人だ、って感じる

ほぼ視覚情報から外界を認知しているような
そんな気がするけど聴覚と嗅覚は
特定の記憶を思い起こすtriggerになってるみたい

生涯忘れることはないでしょう
なのでしょう

皆さんは何で何を思い出しますか??

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