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Photo by
mitamachan
自力で散歩している犬を見た
先週、実家に帰った時の話です。
夕方に何気なく窓から外を見ると、農道の向こう側から中型犬が歩いてきました。
最初、リードをつけずに散歩させているのかと思ったのですが、人間(飼い主)の姿は全くありませんでした。
私が「犬歩いてる!」と言うと、祖母も外を見て「あらっ!!」と驚きました。
祖母いわく、近所(と言っても1キロくらい離れている)の飼い犬とのことでした。
そのまま私と祖母、息子の3人で見ていると、犬は当たり前のような顔をして、実家の前を通り過ぎていきました。
そして、大きい道路とぶつかる方向に向かっていきました。
「え〜大丈夫なの?車道に出ない?」と私が言うと、祖母は「いつも散歩してっから、道わかってんだべぇ」と言い、
玄関の戸を開けて「ちゃんとお家に帰りなさいよ〜う!!」と、犬に向かって叫びました。
すると、私たちに背中を向けて歩いていた犬が振り返り、祖母を見ました。
その時の犬の表情は、きちんと言葉を理解しているような感じで、いかにも人間みたいだったので、私は笑ってしまいました。
あと、犬の態度から、祖母とこの犬はもともと顔見知りなのだなというのが何となくわかり、さらに可笑しくなりました。
(よく家主と車で外出しているらしく、近所で見かけたら声をかけているのだとか…)
翌日、祖母が地域の集まりに行き、その犬の家の人に会ったので話をしてみると、犬は無事だったようで安心しました。
それにしても、犬があのあと大きい道路を歩いていった時、おそらくそれなりの車とすれ違ったはずなのですが、みんなどう思ったのでしょう…
私も追いかけてみればよかったな、と思いました。
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