2019年に沖縄へ傷心一人旅をした話【2日目】
2019年10月、私は一人で沖縄に行きました。
昨日、1日目の様子を投稿しましたが、今日は2日目です。
前回行かなかったところに行きたい
この一人旅は2泊3日の予定なので、2日目がメインです。
2日目は、朝からレンタカーを借りて出かけました。
前回沖縄に来た時は、沖縄本島の主に西側を観光したので、今回は東側に行ってみようと思いました。
前回泊まったホテルからは離島が見え、「今度沖縄に来たら離島にも行ってみたい」と思いました。
で、調べてみたらうるま市に沖縄本島と橋でつながっている島があることがわかったので、手軽に離島気分を味わえると考え、目的地に選びました。
本格的に観光する前に、その日泊まるホテルにチェックインしました。
この日は、民宿というかユースホステルみたいな、個人で経営している宿を選びました。
1泊5,000円以下でしたが、建物や設備が古く、夜寝るときとかセキュリティ面でちょっと不安を感じたので、旅に慣れていない人(特に女性の一人旅)にはあまりおすすめできないと思いました・・・
ただ、そこのスタッフの方はとてもフレンドリーで、私が「これから海中道路を渡ります」と言うと、おすすめスポットをたくさん教えてくれました。
本島と海中道路でつながっている島は1つですが、そこからまた複数の島に橋がかかっていて簡単に行き来できるということも、その時知りました。
(離島で海を見ながらのんびりできればいいや、ぐらいにしか思っていなかったので、そこまで調べていなかった)
海中道路を通って、勝連半島へ
海中道路は、海のど真ん中に1本の長い道路がドーン!とのびているので、目の前に青い海と空がめいっぱい広がり、ものすごくきれいでした。
海中道路の先は勝蓮半島というそうですが(今調べた)、先ほどの宿の方に聞いた情報だとパワースポットが多いそうで・・・
まずは浜比嘉島の、シルミチューの墓に行ってみることにしました。
こういうきれいな海の近くに、薮みたいなところがあり・・・
石段を登るとシルミチューの墓があるわけですが、誰もいないし、草木がボーボーだし、なんかめちゃくちゃ怖かったです。
私は霊感はないけど、畏れのようなものを感じたというか、RPGでラスボスの館に挑むみたいに「これ、行って大丈夫なのかな・・・」と思いました。
で、石段を数段登っては降り、登っては降り・・・というのを何度か繰り返し、あまりに怖くて仕事中の夫に電話までかけてしまいました(当然出なかった)。
それでもなんとか上に行き、シルミチューの墓を見て拝むことができました。
ただ、頑丈な檻の中にあって、それがさらにホラー感を醸し出していました。
あああああ怖かったよー!!!と思い、降りると2人くらいの観光客とすれ違い、安心しました。
次に向かったのは、宮城島にある「ぬちまーす」の工場です。
おみやげで有名なぬちまーすは、ここで造られていることがわかりました。
造っているところを外から見たり(雪景色みたいで圧巻だった)、レストランでぬちまーすが入ったソフトクリームを食べたりと、ここまではよくある工場見学ですが、なんとこの敷地内にもパワースポットがあったのです。
果報(カフウ)バンタです。
どのへんがパワースポットなのか忘れたので今調べましたが、「幸せ岬」っていう意味なんですね。
本当に雄大な景色だったので、まるで全裸になったかのような解放感(?)でした。
あと、これは宿の人に教えてもらったけど、下の砂浜はウミガメの産卵場所になってるそうです。
今調べたら、人が立ち入らない天然の砂浜らしいですね。
その後は有料ビーチに行って、海を見ました。
↑ここはたぶん、宮城島よりさらに先にある、伊計島のビーチだったと思います…詳細を忘れてしまった…
ビーチを出て、伊計島や宮城島方面はもういいかなと思い、海中道路につながる平安座島に戻ったのですが、時間を見ると16時過ぎで、中途半端に時間が余りました。
そこで私は、もう一度浜比嘉島に行きました。
実は、最初に行ったシルミチューの墓は男性神?で、それと対になっているアマミチューの墓というスポットもありました。
アマミチューの墓はシルミチューの墓より手前にあり、怖い思いはしなさそうでしたが、シルミチューの墓がめちゃくちゃ怖かったから行かなくていいかなと思っていたのです。
でも、せっかくだから行くことにしました。
車を停めて歩いて行くと、路面でもずくを売っている年配の女性がいました。
(オバーと言っていいのか微妙な年齢だと思ったけど、面倒なので以下オバーにします)
私はもずくが好きなので、そのオバーからもずく酢を一杯、ワンコイン(100円)で買いました。
ベンチに座らせてもらって食べていると、オバーは毎日この場所でもずくを売っていることや、この地域はもずくが名産であることを教えてくれました。
その場においしいもずくの食べ方も掲示してあったので、私は持ち帰り用に塩もずくも買うことにしました。
すると、あるものに気づきました。
売り物の中に、お守りがあったのです。
聞くと、婦人会の方々が作ったもので、祈祷した浜比嘉島産の塩が入っているとのことでした。
お守りをよく見ると、一個一個に「交通安全」や「無病息災」などと書いたプレートが付いています。
私はオバーに「子宝祈願はありませんか?」と聞きました。
オバーいわく、前はあったそうなのですが、このお守り自体がすごく人気なので、もう交通安全と無病息災しか残っていないとのことでした。
私は少し考えて、ここで買わないのはもったいないと思ったので、無病息災のお守りを買うことにしました。
そして、少し前に流産したこと、それで気晴らしに一人で沖縄に来たことをオバーに話しました。
オバーは少し驚いた様子でしたが、静かに私の話を聞いて
「好き嫌いしないで何でも食べなさい。そうしたら大丈夫だから」
と言ってくれました。
あと、そういうことこそアマミチューの墓に拝んでいきなさいとのことで、拝む時には住所や氏名、生年月日なども言ったほうがいいと教えてくれました。
もずく酢を食べ終わって、塩もずくとお守りを受け取り、私はアマミチューの墓に向かいました。
アマミチューの墓は、全然怖くありませんでした。
でも、アスレチックなの!?と思うような大きい石段を登らなければならず、行くのは決して楽ではありませんでした。
オバーと話をし、アマミチューの墓にお参りをして、私はとても気分が良くなりました。
帰る時、オバーに「ありがとうございます。来てよかったです」と伝えました。
夕飯は本島に戻り、沖縄にしかないA&Wでハンバーガーを食べました。
バーガーは何にしたのか覚えていません…。
この包み紙の中には、何が入ってたんだろう…
後日談・オバーのもずくと2回目の妊娠
浜比嘉島のオバーから買った塩もずくは、オバーのアドバイス通りに塩抜きをし、もずく酢と天ぷらにしました。
特に天ぷらがもちもちプチプチした食感でおいしくて、いまだにスーパーで生もずくを見かけると買って天ぷらにして食べています。
オバーのことは、今も定期的に思い出します。
元気だといいなぁ、いつかまた会って、無事に子どもが生まれたことを報告したいなぁと思っています。
ちなみに、沖縄に一人旅をしたわずか半月後に、私は2回目の妊娠をしていることがわかりました。
つまり、沖縄に行った時点では妊娠1週目とかで、まだどの程度の細胞だったかはわからないですが、一応2番目の子も一緒に旅をしていたのです。
結局その子も流産になってしまったのですが、私と一緒に飛行機に乗って沖縄に行っただけでなく、私的に結構大がかりだったコンサートにも一緒に出ました(でもたぶん、その時にはもうお腹の中で亡くなっていた)。
なので、なかなかアグレッシブに母の用事に付き合ってくれた子でした。
では、時系列を一人旅の最中に戻します。
2泊3日の旅行は、あっという間です。
明日はもう3日目、帰る日です。
続く!
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