憧れのピンクハウス③
何ヶ月も迷っていたピンクハウスの服の購入を決めたのは、「着たい服を買うということも"経験にお金を払う"ことになるのだ」と気づいたのがきっかけでした。
私は30歳ごろから、旅行や観劇、ワークショップなど、体験して何かを見たい・感じたいと思ったことにお金を使うようになりましたが、ピンクハウスの服を買って着ることもそれらと同じだよね?と思ったのです。
そして、この頃は1月から2月になるあたりだったので、ちょうど世の中が"春の新作"で溢れかえる時期でした。
だからピンクハウスのインスタをフォローしていると、たくさん新しいアイテムの画像が流れてきました。
で、その中に「これ欲しい!」と思ったものがあって、それと合わせて着られる何かを一緒に買おうと決めました。
店舗に行く勇気はなかったので、オンラインで購入することに決め、毎日サイトを見て「パーカーとスカートを買おう」とか、「色は上をピンクにして、下が赤になるようにしよう」とか、じっくり考えました。
高額の買い物になるので、すぐにポチッとするわけにはいかず、迷っている間に半月くらい経ってしまいました。
しかし、そうやって毎日サイトを眺めていて、気づいたことがありました。
お姫様より"お嬢様"
私はピンクや赤い色が好きですが、ピンクハウスのピンクや赤の色合いが一番好きだということです。
ピンクは薄めで、赤は少し落ち着いた感じ。
ピンクと赤はわりとどんな色合いでも好きなんですが、ピンクハウスのピンクと赤を見ると「あ〜これこれ!」と感じるのです。
そして、そこからもう一つ気づいたのが、私はお姫様が好きだけど、それ以上にお嬢様に憧れるのだということです。
お姫様とお嬢様って、同じようで微妙に違いますよね。
自分の好みってわかっているつもりだったけど、ここまで細かく考えたことはなかったと思いました。
オラに元気玉を…みたいな
そんなある週末の夜、一人でドラマを観ながらのんびりしていた時、ふと某フリマアプリを見てみたくなりました。
そしてピンクハウスの服を検索すると、結構状態が良くて値段も安いものが多いではありませんか!
…というのも、オンラインショップで定価の商品を毎日見ていたおかげで、フリマアプリに出品されているものがどれも激安に見えたのです。
(といっても、まぁそれなりにするのだけど)
私はデザインさえ気に入れば何年前のものでも良いので、もうここで探して買うことにしました。
そしてスカートやパーカーなど、「これだ」と思った商品の出品者にメッセージを送り、購入にこぎつけました。
ついに、ついにピンクハウスの服が手元にやってくる!!
ちなみに複数の出品者とやり取りをし、商品の発送元を見てみると、見事に皆バラバラでした。
なんか…
全国の人たちが、私の夢を叶えるために力を貸してくれている!!!という気分になってきました。
私の知らなかった世界
そして週明け、続々と商品が届き始めました。
結構古い年代のものが多かったのに、どれも状態がすごく良くてびっくりしました。
私はこんなに物を大事にできた試しがないので、どうやったらこんなにきれいに保管できるのかと不思議でなりませんでした。
ピンクハウスの質の良さと、ブランドを愛する人たちの本気を見た感じがしました。
そして次の週末に、購入した服を水通ししました。
洗濯の前に調べたところ、ピンクハウスの服は繊細なフリルが施されていたりするので、洗うのも干すのも慎重に行わないといけないということでした。
とはいえ、基本はネットに入れて洗濯機のウールコースなどで洗えばいいようなので特別難しいことはないのですが、洗濯の手順で一つびっくりしたことがありました。
洗濯機を使用する際はまず洗剤と水を入れ、泡立った状態のところに服を入れるのが正しい方法なのだそうです。
布はデリケートなので、実は水に濡らすことが結構なダメージになるらしいです。
なので、洗剤が泡立っているところに投入してダメージを和らげるのが望ましいという…
私、全然知らなかったんですけど、皆さん知ってましたか?
これって常識なんですか?(汗)
いや〜勉強になりました。
ちなみに干すときは、指でフリルの形を整えるときれいに乾いて楽ですよ、とブログに書かれている方がいて、それを参考にさせてもらいました。
確かにフリルって、洗濯したあと「ぐちゃっ」てなってることがありますよね。
あんまり気にしたことがなかったけど、やっぱり格好悪いかもしれませんね。ピンクハウスの服ならなおさら。
洗濯した服が干して乾くと、あとは着て歩ける日を待つのみとなりました。
2月下旬はまだ寒く、風の強い日も多いので、もう少し暖かくなってからと思いました。
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