映画ノック(knock)は人間性がテーマ?

2023年4月7日公開のシャマラン監督作品 ノック、原題knock at the cabinを観た感想noteです

鑑賞後の感想は興奮というよりかは、ふむふむ成程🤓な印象だった。
しかし後のTwitterでは酷評意見が多く、肯定的な人達はあの頃のシャマラン節が戻って来ましたね?俺は分かってるぜなノリで内容について触れてくれないのでモヤモヤした為、今回noteにぶつける事にしました。※乱文です


以下ネタバレと妄想と不明な点

本作で描きたかったのは「人」だったのでは無いかと言うこと。
作中ではかなり意図的に開示される情報が少なくされており、登場人物の過去や葛藤だけでなく主人公達についても判明しているのは、ゲイカップルと中華系養子であるということ。
季節や年代すらも曖昧で、本当に唐突に4人(4騎士)が訪ねて来る(開始数分でknockされる)。
4騎士はそれぞれ家族に問いかけ、3人のうち誰かを3人の手で殺さ(生贄にささげる)ないと世界は滅亡すると言い、拒否する度に4騎士が1人ずつ死に滅亡に近づくという内容。
書いてて意味かわからないが本当にその通りで、当の4騎士も分からん理由なのを承知で死んでいくからゲイ家族も本当に困ってる状態に陥る。
そのため最後の最後まで騎士と家族と鑑賞してる自分ですら主観で判断するしかなく、どうするべきか一緒に悩み考えてしまう。

んで遂に家族の1人を殺してしまうのだがその際「光の中に人を見た」という字幕台詞が出る。自分はこれこそが作品のテーマだと感じた。

人生は唐突で理不尽な問題に直面する。そして結果を考え、選択出来るのは人らしさなんだと表した作品なのかなと思う。
唐突にノックが7回鳴り、終末を告げる4騎士は話し合いしたいと申し出る。群勢相のバッタが増え地震や津波が本当に発生する様は本当に黙示録のような世界になっていく。
しかし作中では誰も神に祈らない、oh god…とも言わないのだ。

あえて多くを語らず、考える事を求める映画。
最後に彼が見た未来は、そうあって欲しいという願いだったのでは無いだろうか…


不満点
 ゲイと養子の意味がわからない。
作中では偶然で選ばれた幸せな家族がたまたま3人だったのだろうと言われたけど、本当に理由なんて無いのかもしれない。運が悪かったね的な?

 人種はわざとバラバラなのか?
ブラックライダーに黒人を当てた?ペールライダーにマッチョは何なんだろ…

 最後の騎士は自殺じゃね?
騎士の手で死ぬ必要があるのか?宗教感も合わせてここら辺も本場アメリカ人に聞いてみたいわね


※追記
ノックの音が裁判所を彷彿とさせる
トロッコ問題を映画にしたらこんな感じ?
原作小説があるの知らなかった

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