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せめて自分は素敵な高齢者を目指したい。

「老いの一徹」
自分の意見や意向を押し通そうとする、老人の頑固な気質のこと。「一徹」は頑固の意。

コロナタイムになって早1年。
ウィルスについては素人の私があれこれいう資格はないが、この一年で「日本てこんな国だったんだ」と感じることの多かった。やっぱり国民性はこういう危機の時にでるんだ、と。

東京に住んでいる私を含め都心部のニンゲンは、地方にいけば、ウィルス扱い。
マスク警察、さらに不織布マスク警察。
スーパーでビニールカーテン越しのマスクしている店員とのやり取りに怒りだすマスク老人や
もはやギャグ並みに的外れな行き先で応えるクリアボード越しのおじいちゃんタクシー運転手などなど
今までなかった生活習慣にちょっと面倒を感じ、今まで静かだと思い込んできたお年寄りとのやりとりに少し戸惑うことが増えた。
自分自身も最近かすかなイライラが澱のように積もっできた感は、あるけれど、それはさておき、
世界とかオリンピックとか以前にこんなに内内にだけ厳しく外に弱い、
日本てこんなにムラ社会のままだったの?
頑なな何かを持っている先人達。
昨今のニュースで取り上げられる政治家、それもかなりお偉い方々のコメントをみていると、多様性とかSDGsなんてまだまだずっと先のレベルの政治現状なんだ、と受け入れざるを得ないんだなぁ、とつくづく感じた。

今回のあの元首相の発言‥

もう少しイケてる芯のある国だと思っていたけれど、残念ながら今の政治家に絶望ざるを得ないと思ってしまった。彼らに男女差別をなくすとか、LGBTへの理解など到底不可能。近くに台湾という素晴らしい見本もあるのに。。。
(僕は性についてはそもそも「理解」さえしていけば、そこに「認めるや認めない」とかそういう議論は不要だと思っている。どんなものかわかっていさえすればそれでよいのではないかと)

目上を敬う文化は、国の成熟に大切なものだと思っているけれど、
彼らではないな。

少なくとも対話が成り立つ頭を持っていない。
尊敬できる目上の方々をもっと知りたい。出会いたい。

「国に対して心から信頼している」とzoomで話していたブータン在住の知り合いの言葉を思い出し、悲しくなった。国政も規模も違えど、国民達と意見のキャッチボールをしようとする政治のありようは羨ましい。

自分も含め、日々一刻と歳をとっていくことを気に留めながら、未来を創る自分よりも若い世代の柔軟な頭を借りながら、新しいコトをしたい。
いつまでも「受け入れる」「一緒に考える」高齢者になりたいと思う 今日この頃です。

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