さそり座のオンナ 4
さて、よっこらしょと
(密かに勝手気ままに連載中です、さそり座のオンナ1から読んで頂くと流れがみえるようになっています)
山の上ホテル
彼女が選んでくれた。
山の上ホテルHPより以下抜粋
「東京の真ん中、文豪たちに愛されるホテル。川端康成さん、三島由紀夫さん、池波正太郎さんをはじめ数多くの作家の方々に愛され、定宿としてご利用いただいた山の上ホテル。」
三島由紀夫が寄せた感想文
「東京の真中にかういう静かな宿があるとは思わなかった。設備も清潔を極め、サービスもまだ少し素人っぽい処が実にいい。ねがはくは、ここが有名になりすぎたり、はやりすぎたりしませんやうに」
選んだ理由はこれで十分な説明になりますか?納得のセンス。私は勿論ふたつ返事で賛同しました。
エピソード 2
ジョンレノンミュージアムに行った後、ホテルに向かった(のだったっけ?)御茶ノ水駅で降りた(のだったっけ?)ホテルまでの道のり、余りにポップで可愛いケーキ屋さんのショーケースの引力に負けてついケーキを買ってしまった(のだったっけ?)まともなホテルなんぞに泊まった事が無かった私は完全に「ビギナー」。ホテルのチェックインも挙動不審(だったっけ?)泊まったのは別館でそこから本館を眺めたのでした。
「写真」で記録していた、日付がはっきりとした、2008年2月18日と19日。「目でみえる」タイプで直感的に記憶返還。写真を少し載せてみます。言葉少なめでも伝わるでしょうか、レトロ。
上↑ ポップでカラフルなケーキ屋さん
上 ↑ 部屋の一画の書斎
上 ↑ ホテルの浴衣
上 ↑ ロビーのお土産ショーケース
上 ↑ 食事の案内
お土産コーナーのオリジナルのブックカバーを買っておけばよかった、(横のトランプとトランプケースなる物もすごく気になるけど)とこの写真をみて思いました。別館は2014年に閉館したようです。最後に
「我が別宅はホテルなり」
物書きには面倒見のいい宿が必要である。いつの頃からか、山の上ホテルには物書きが泊まるようになった。彼らは執筆に追われカンヅメになっていたのか。どうやらそれだけではないらしい。あるものは書斎のように、またあるものは別荘のように、宅では享受できない、第二の日常を送っていたようだ。
これも山の上ホテルのHPより抜粋したものです。昨今のホテルが担っている重大な事柄とどこか重なるところがあります。現実回避であり現実逃避であり逃げ場所であり隠れ家でありシェルターであり別荘であり非日常であり日常であり休息の場所であり想い出の場所であり、うーんほかになんや、、、かけがえのない存在。そうそうそんなんそんなん。と考えたりすることもできるのかなとも思います。
あ、エピソード1 で載せた「重厚な扉」の写真もありました、これです。「重厚」の記憶は確かだったようだ。
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