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#354(Re) 厳しくて優しい先生になりたい

2024.3.1.
題名は、今、切に思っていること…なのだが、これは絶対に以前も書いているはずと思って過去記事を引っ張り出してきた。まだ1年経っていないやつだった。

荒れ気味で大変そうなとある学年のサポーターさんと話をする機会があった。どんな様子だろうかと聞いてみた。

◆以前よりはだいぶ落ち着いてきた。
◆酷いときは給食中に5人くらい立ち歩いたり走り回る子がいた。
◆管理職が来ても保護者が見ていても、授業中に勝手なことをしている子が複数いた。
◆先生の言うことを聞かない子は、サポーターの言うことなんてもちろん聞かない。
◆でも、先生によってはきちんと授業を受けられるものがあり、「〇〇先生の算数早くやりたい」と言っている。その先生が怖かったり声を荒げて叱っているわけではなさそうだ。

それは、先生もサポーターさんもしんどいだろうなあ…。指示が通らない、無視される、反抗されるって、本当に人の心を壊すよね…。

そして、きちんと聞かせられる先生の違いは何なのか、本当に知りたい。爪の垢を煎じて飲みたい。ジョッキで一気に飲みたい。

舐められがち教員の私、また同じことでグルグル考えている。

厳しくて、優しい先生になりたいんだ。



◆◇◆◇◆◇

2023.5.31.
今更なんだけど。ずっと心の中で思っていること。


厳しくて優しい先生になりたい。
怖い先生ではなく、甘い先生でもなく。


厳しいというのは…子供たちがぼーっとしていたりだらけていたりしたときに見ると「やべっ!」と背筋が伸びるような先生。授業が始まるとちょっとした緊張感があるような先生。それは、怖いからそうなるのではない。なんというか…頑張りたくなっちゃうとでも言えばいいのか。
危険なことや人を傷つける(体も心も)ようなことはもちろんガツンと叱る。心から叱る。その後は後腐れなく接する。


優しいというのは…基本的にいつも笑顔。頑張ったことは成功しようと失敗しようと大いに褒める。柔らかい声かけ。
分からない子、悪戦苦闘している子、困っている子のことを気にかけている。積極的に介入する、声を掛ける、見守るだけ…など、いろんなパターンで関わる。
子供を、一人の人として大切にする。自分が間違っていたら素直に謝る。




うーん、現実はなかなかそんな風にはいかない。

ビシッと叱るはずがくどくど話してしまったり、イライラして怒鳴ってしまったり。

一度叱ったら根にもたれてその後の関係性が悪くなったり。

笑顔でいたら「優しい先生だからこのくらいやっても大丈夫」と舐められて、勝手なことをし始める子が出てきたり指示が通らなくなったり。

怖くても指示が通り、結局は学習がきちんと進むクラスを羨ましく思ったり。


まあそもそも、クラスに30人も子供がいて、全員にとってとてもよい先生なんていない。馬が合う人合わない人、どっちもいる。よい関係性が築けない理由が、家庭やこれまでの経験など、自分にはどうしようもできないことだってある。心地よい厳しさや優しさのレベルだって、人によって違うだろう。




で、結局、理想論だし机上の空論かもしれないんだけれど…。

それでも、「こういう人でありたい」という軸をもつことは大切だと思っている。



だから私は、

厳しくて優しい先生になりたい。



#教員エッセイというか
#ずっと思っていること
#厳しくて優しい先生

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