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#433 ファッションのお話。暗中模索っぷりと、教員の服装について思うこと

2023.9.20.
姉一家が襲来していて、やるべきことが全く進まない…。本当にね、子育てしながら仕事やプラスアルファのことをしている人、尊敬しかない。私はここ3日ほど、あまりの進まなさにイライラしている。



生まれてから今まで、「オシャレな人」というカテゴリに入ったことがない。小中高大と私服で学校に通っていたが、どの時代の服装を見ても満遍なくダサい。

小学生では、おそらく5年生くらいまで年中半袖だった。姉が教頭先生に「妹、服ないの?」と聞かれたらしく、家で姉に恥ずかしいからやめろと怒られたことがある。(今思うとその教頭先生の発言の方が問題あるが、本当に言ったかすらもう謎である。)

中高では、中2の頃に「服に興味がなくてさ」という話をしてSAOちゃんに驚かれた記憶がある。朝一番に学校に行き、体操着に着替え、帰りに私服に戻る。校内生活を基本体操着で過ごす中高生であった。学校指定の体操着にハーパンがなかったので、長ジャージを膝丈で切って勝手にハーフサイズにしていた。(今はあるらしい。)

元から太りやすく、常にダイエットしなきゃと言っていたクチだったが、大学受験期で人生イチ増量し、大学時代は洋服を買いに行くのがもはや恐怖だった。
体育科だったこともあり、家からジャージを着て自転車に乗り、実技の授業を受けることもよくあった。想像していた女子大生の姿とはかけ離れていたと思う。



中2の頃の自分はまだファッションに興味がなかったかもしれない。だが、その後もずっとそうだったというわけではなく、出遅れてしまったが故に一歩踏み出せなかったと言った方がいいかもしれない。

そう、興味はあったのだ。

高校生の頃は、みんなが持っていたHEMのバッグが気になり、これを持てば自分もオシャレさんの仲間入りできるのでは?バッグは服より難易度が低い!と思って、購入してみた…んだったか、憧れているのみだったか忘れたけど。

懐かしさの塊。今はもう売ってない。

大学生〜社会人になりたての頃は、いくえみ綾さんの「カズン」というダイエットシンデレラストーリーに感化されたりしたし、

恋に目覚めてダイエットしてキレイになる話

社会人生活では「プラダを着た悪魔」に心を撃ち抜かれた。特に、冒頭の働く女性たちのメイクアップシーンとか、途中で覚醒したアン・ハサウェイが服装コロコロ変えていくシーンとか。朝、”Suddenly I See”でテンション上げた人とかいないだろうか?


ちなみに、教育学部からすぐ教員にならなかった理由の一つに「都会でヒールカツカツ言わせながら働きたい」という小さな願望があった。

新卒で入った会社は広告会社だったので、着るものはオフィスカジュアルとでも言えばいいのか。オシャレな人は山のようにいて、雑誌を参考にしてごまかしごまかし服を選んでいた。新宿伊勢丹が頼みの綱!

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そして30代になって久しぶりに同級生に会って感じたことは…
「なんか、みんなが着てる服は私のと素材が違う」
であった。笑。
なんというか…さらさらしていたりテロテロしていたりするのだ。洗濯に気を遣いそうな、綿じゃないやつ。と言いつつ、今自分が着ているのは綿だろうと思って表示を見てみたら、ポリエステルとレーヨンと書いてあった。見る目なし。

素材って大事だね



こんなファッション迷子女が教員になり、働く場が変わって色々と思うところがあった。

★思ったこと①/何だか業界全体的にダサい

お前が言うな!は百も承知で…。一番感じたのは、初任の夏に健康診断に行った時。初任の頃の自治体では、「この地区の女性はこの日にこの場所で」などと大体の受診スケジュールが決められていた。行ってみると…

大人世代のリアルクローズブログより

ちょっと違うけれど、なんとなくこんな感じの人が多くて。広告会社のオフィスにはいないような雰囲気だなと思ったし、私はこうじゃない方向に行きたい…なんて思っていた。
今、教員の知り合いを見回すと、全然そんな感じはしないしオシャレな人が多いのだが、なぜか初任当時はそういう印象だった。…偏見?


★思ったこと②/動きやすい私服がそのまま仕事着になる

これは、私にとってはうれしいポイントだった。オシャレな服で汗をかくのは嫌だし、ストッキングも好きじゃない。ということで、体育があればその日はジャージ、なければ私服のままにしていた。

そもそも、教員は仕事の運動強度が高い。授業中は立っていることの方が多いし、歩くし、物を運ぶし、子供と遊ぶ。体育だってあるし、みんなで会場セッティングしたり、共同で使う部屋の掃除をすることも。
なので、仕事中に着ている服は動きやすく、汚れても大丈夫なものの方が適している。式典や研修時にスーツやジャケットを着るくらいが大半だと思われるが、学校の文化のようなものもあり、常にスーツ!なんていうところもあるようだ。


★思ったこと③/洋服でONとOFFの区別をつける

私は私服のまま仕事をしていたので、あまりONとOFFの区別が明確ではなかったように思う。

逆に、私服がすごくカジュアルだったりする人は職場で着るものとしては合わないだろうし、私服が結構華やかだったり高価だったりする人もそのまま着るのは難しいだろう。そういう人は、仕事のある日用の服を用意していたり、通勤だけ私服で学校ではずっとジャージだったりする。

そのタイプだと、ONとOFFの区別がつきやすいのかもしれない。
後輩で「学校から一歩出たら、もう私『○○先生』じゃないんで!」と言っている人がいて、ずるずる仕事を引きずるタイプの私には何だかうらやましく思えたものだ。


★思ったこと④/スティーブ・ジョブズスタイルもいいよね

アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズは、いつも同じ服装であることで有名だった。

なぜ同じものを着ているかと言えば、日々の決断の数を減らし、重要な決断に費やすエネルギーを節約するためだという。流行などにとらわれない質の良いものを選んで制服化する、というのもポイントのようだ。

書きながら、それもいいなあと思ってしまった。実際、教員にもこういう服とかで制服化している方がいるはず。

ちなみに、ジョブズスタイルを女性がやってみたという記事も発見↓



★思ったこと⑤/お気に入りのジャージも重要

先程から出てきているように、体育のある日には朝からジャージを着ることが多い。ちなみに今の仕事は週3日だが、必ず毎日どこかしらで体育(自分で授業するのも、サポートするのも)があるので、学校に着いたら即着替えである。
毎日勤務している場合でも、週5日のうち3日体育の日があれば、それはもう週の半分以上はジャージで過ごすということだ。

なので、お気に入りのジャージがあれば、それだけでちょっと気分が上がるというものだ。

私は、女子バレー日本代表の監督が中田久美さんだったとき、タブレット片手にコートサイドに立つ中田久美さんの姿がかっこいいなと思い、スポーツ用品店に行って「中田久美さんが履いてるみたいなパンツありませんか?」と写真を見せながら聞いたことがある。
この髪型にしてください!って切り抜き持って美容院行くようなことしてたな。

この、足首に向かってシュッとつぼまるタイプ



ファッションについて考えていたこと、思い起こすと想像以上にたくさんあって自分でもびっくり!

そんないろんな思いを経て、結局私がどんな風に服を選んでいったかというと…



長くなってきたので、それはまた次回に。



#教員エッセイなのかな
#ファッション遍歴
#おしゃれへの憧れ

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