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#605 まちたんけん、こんなこともできるのね!(2年生活科)

2024.7.14.
最近見かけたステキ実践の話。

2年生の生活科には、まちたんけんという学習がある。私は初任以来一度も2年生の担任にはなっていないので、遠い記憶である…。

【単元の目標】
地域の様々な場所を訪問したり利用したりする活動を通して、地域の場所と自分との関わりを見付け、地域の様々な場所や人、出来事に気付くとともに、地域の場所や人に親しみをもち、適切に接したり、安全に気を付けて生活したりしようとすることができるようにする。

学習指導要領より

1年生では学校たんけん。それが、2年生ではもう少し範囲を広げてまちたんけん。

自分が担任していたときは、まず子どもたちに気になっているお店を挙げてもらい、見学が可能かをお店に問い合わせた。パン屋さん、そば屋さん、花屋さん、薬局などと交渉し、OKをもらった。

事前に聞きたい内容を挙げさせ、インタビューの練習。グループ活動になるので、保護者にお手伝いを依頼。班ごとに写真が取れるように校内のデジカメをかき集めた。(今はそんな必要ないのか)

こんな感じで(横浜市立杉田小学校HPよりイメージ画像)

で、とりあえず事故なくケガなくけんかなく探検を終え、そこからはまとめの活動だ。

こんな風に(戸田市立戸田第二小学校HPよりイメージ画像)



今回の話はそのまちたんけん前後の話。(本題までが長すぎるぞ!)

勤務校では、グループ毎のまちたんけんはどうやらやっていないようだった。お店の都合というのもあるだろうし、そもそも学年の人数が多すぎる。学年全員で近隣の施設を回るようだ。

すると先日、多目的室に面白いものが出現した。

何と表現すればいいのか…。自転車教室をするときって、校庭にミニチュアの町のようなものを作り出して自転車の乗り方を指導することが多いと思うのだが、そのまちたんけんバージョンができていたのだ!言うなれば、ミニチュアタウン

こんなん(奥州市立水沢南小学校HPよりイメージ画像)

多目的室の床に養生テープを貼って作られた小さな町だ。

ちょっとマネして再現してみようとしたんだけど…こんな感じ!伝わるか?

多目的室を使う用事があって行ってみたら、床にそれが一面広がっていたので驚いた。というか、見つけた第一声は「何これ!すごい!」だった。

模造紙よりははるかに大きい地図として使えるし、何ならちょっとしたお店屋さんごっことかもできそう。

全員で行くまちたんけんの事前指導に使ったのだろうか、はたまた行った後にどこにどんなお店があったか確認して足していくのに使ったのだろうか。どちらにせよ、もう一目見てワクワクしちゃうようなミニチュアタウン。

これを…主幹の先生が一人で作ったというのだから、それもまた驚きだ。天才か?
長くは維持できなそうだが、たくさんクラス数があればみんなで活用できる。


もし、養生テープアートに自信があるという先生がいたら、まちたんけんにミニチュアタウンを作ってみるのはいかがだろうか。

子どもたちが喜ぶこと間違いなし!の、オススメ実践です。



#教員エッセイ
#生活科
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#ミニチュアタウン
#養生テープアート

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