#398 ラーメンズが好きな人…?
2023.8.4.
先週、中高で仲が良かったKABOちゃんと会った。律儀な彼女は久しぶりの再会に際してこのnoteで私の近況チェックをしてくれていた。なんという出来た子だろう。
高校時代、KABOちゃんと一緒になってハマっていたものは色々あったのだが、そのうちの一つに「ラーメンズ」がある。ラーメンズの知名度って…どのくらいのものなのだろう?
ラーメンズの魅力についてまとめてくれている2016年のオリコンニュース↓
多摩美出身のお笑い芸人であり、活動の中心は舞台。
お笑いのジャンルとしてはコントなのだが、衣装も小道具も最小限で、独自の世界観をもった作品が多い。本人曰く「日常の中の非日常ではなく、非日常の中の日常を表現している」らしい。確かに…起きることや会話は変なこと満載なのに、当事者2人にとっては当たり前、というようなコントが多い。
且つ、音楽・パントマイムなどが多用され、言葉遊びやことわざなどの学がある人に刺さる作品が多い。
面白くないという人もいれば、どハマりする人もいるような存在。そして私は後者である。
どのくらいの知名度があるのか分からないので、今日はいくつかコントを紹介してみようと思う!DVDにもなっている作品が、公式のYoutubeチャンネルで公開されている。広告収入は、日本赤十字社に寄付されているそうだ。
★日本語学校アメリカン
おそらくこの「日本語学校シリーズ」が、ラーメンズの知名度を上げる一因になったものだろう。有名なのはイタリアバージョン?らしく、「千葉!滋賀!佐賀!」のフレーズが取り上げられている。
この回はアメリカバージョンで、日本の歴史用語が色々と繰り出される。
★QA
前半の質問と回答が最後に回収されて盛り上がっていく構成がステキ。
★モーフィング
見た当初、モーフィングって何?と思い、検索した。ある画像から別の画像へ連続的に変形させるコンピュータ・グラフィックス CG技術。つまり、ひとつの言葉が別の言葉に変形していく様を表している。
この間も道端で「宝田歯科医院」を見つけてしまい、このコントがフラッシュバックした。
★風と桶に関する幾つかの考察
どんなシチュエーションになっても絶対桶屋が儲かってしまうという…アテレコあり、パントマイムあり、これぞラーメンズなネタ。
このALICEという講演では、「後藤を待ちながら」という、バイトの後藤くんを待っている間を描いたコントが「ゴドーを待ちながら」という戯曲から生まれていたりなど、それこそ学があれば2倍面白いようなものが色々。
★新噺
寄席もできるのかー!しかも、途中で立ち位置が分からなくなる…どこかメタ的な見方になって面白い。うまく表現でいない…。
★器用で不器用な男と不器用で器用な男の話
最初に書いた「非日常の中の日常」とも言うべく、どちらかと言えば舞台作品のようなコント。
★「やめさせないと」
こちらも、演劇を見ているかのようなコント作品。これが、最後に2人が講演をしたTOWERという回のものである。
いやあ、ここまで書いていて思った。選ぶのが難しいくらい、魅力的なネタがいっぱいある!!!ベスト5とか聞かれたら絶対すぐ答えられない…。そして、記事書く用にネタを見返していたら、ひとつひとつのネタにボリュームがあるので、時間が溶けていくという…。
なんというか…溢れるセンス。
実は本公演を観に行ったこともあるのだが、小林さんはもう表舞台から引退を表明しているので、この2人での本公演を見ることはもう出来ないだろう。無念すぎる。
そして、最近世間を騒がせたのは、小林さんが東京オリンピックの開会式演出チームに加わっていて、準備中にその役から外れたことだ。もちろん過去にしてしまったことは取り返せないが、それはJOCが契約をする段階できちんと調べてホワイトにしておかなければいけなかった話で…
コバケンと椎名林檎さんとMIKIKOさんが組んだ開会式を、本当に本当に見たかった…。これも、無念すぎる。
もっと語りたいところではあるが、このラーメンズファンを公言すると、一部の人とはとても仲良くなれ、一部の人に引かれる。
ブライダル会社に入社した際、私はチームの中で1人だけ途中での採用で、周りとはちょっと違うタイミングで入った。その際、支配人と雑談をしたのだが、みんなと仲良くなれるようにと支配人が気を利かせたらしく、私以外の全員に
「新しく入ったみゃーさんは、お笑いが好きだそうで、特に好きなのはラーメンズだそうです。」
と一斉メールを送っていたことが後に判明した。そのメールのせいで、しばらくみんなと距離ができることになろうとは…。
皆さん、ラーメンズは本当にステキな芸人さんだ。
が、取り扱いには注意が必要である。
#教員エッセイではない
#ラーメンズ
#好き嫌いは分かれる
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?