#115 人の失敗を笑うな

2022.8.17.
記憶力が極めて低い私。同級生に会って思い出話を振られても、たいてい「そうだっけ？」となってしまう。
もちろん大学の授業で覚えているものなどあまりないのだが、ひとつ印象的なことがあった。

おじいちゃん先生、タッキー。

基本、体言止め

ポージングとかでも役立つ人形

バク転やっていたのかも

そうしたら…

こんな感じで、ビシッと怒られたのだ。

正直、その派手に転んだ子は学科イチ運動ができるやつで、学科はみんな仲がよかったしいつもみんなでおちょくりあう雰囲気だった。嫌な感じのやり取りではなく、数年の中で培った関係性の上での大爆笑…だったが、
そういう関係性とは別に「よくないことをしてしまったんだな」と思った。

運動が止まる。成長が止まる。
…なるほど。

「自分が悪気なく人の成長を止めてしまっているかもしれない」ということがかなりショックで、その後はかなり意識するようになった。

失敗した人を笑わない。
笑った子がいたら指導する。

これはもちろん体育だけのことではないだろう。

授業で手を挙げて発表する。
そこで間違えてしまったり、言い方を間違えてしまったことを友達が笑う。
そうしたら、その子はもう手を挙げたくない、意見を言いたくないと思うだろう。それが、どれほどよくないことなのか、もし気付いていないのであれば伝えるべきである。

タッキーは少し怖かったけれど、大切なことを気付かせてくれた先生なのだ。

#教員エッセイ
#大学時代の思い出
#人の失敗を笑うな

※途中まで絵がデジタルなのに、後半は手描きの写真です！時間がなくて途中で断念しました。（明日の授業準備が終わっていない。）
いつか完成したら差し替えるかもしれません。