#283 日本の先生たちはすごい!!!
2023.3.1.
左目はもうやられてしまった。
左目が言う。「俺を置いて先に行け!」
なので泣く泣く左目を置いて全力で逃げた。
でもきっともうすぐ右目も捕まってしまうだろう。
という脳内物語が展開されるほど…花粉〜〜〜!頭痛、くしゃみ、鼻水、目の痒み…しんどい!
そんな、急に暖かくなり花粉飛び交う日本に、
学術休職でフィンランドに行っていたF先生が、10ヶ月ぶりに帰国!
以前学年を組んでいたときも、7月のフィンランド旅行でも、大変お世話になったF先生!
1時間分休暇をいただき、学校から空港までお迎えに…
空港にお迎えといえばこれ!と思い、学校を出る間際にダンボールで走り書くウェルカムボード(?)。
えー、結局私が空港に行くより早く飛行機が到着していたため、私の家の最寄駅で合流…ウェルカムボードは使えなかった。申し訳程度に地元のミスドで掲げてみた。笑。
長いようであっという間の10ヶ月。よく連絡は取っていたが、聞きたい話がたくさんある。
かたやフィンランドのいろいろな学校、かたや日本のいち小学校。お互いの話をしていると、いかに自分の話が俗っぽいかを感じざるを得ない。なんか…また染まっているんだなあ、私。
あまり頭の中がまとまっていないのだが、印象的だった話が2つ。
①国の教育政策を誇る若者
F先生が行っていたボランティア先の学校の20代若手男性教員は、よく話しかけてくれたそうだ。そして「フィンランドではこんな教育をしているよ」
「こういったシステムになっているよ」と、様々なことを誇らしげに説明してくれたそうだ。
その政策の良し悪しは別として…
日本の教員で、日本の教育政策を外国の人に誇らしげに紹介する人って、どのくらいいるのだろうか。
え…文科省さん、また変なこと言い出したよ…とか、〇〇教育を新たに取り入れる?勘弁してー!というような反応の方が多いように思う。
少なくとも「日本の教育って、こういうところが素晴らしいよね!」と語る現役教員にお目にかかったことはほとんどないのが現状である。身近にいる素敵な先生について誇らしげに話す、ということは多いのだが…。
②でも、日本の先生たちはすごい!
そこにも関連して、F先生曰く、海外に比べて日本の先生方の仕事ぶりはすごいそう。
たくさんの人数の子供を相手に
あれもこれも、広い範囲の仕事をこなし
授業も工夫して行なっている。
ちなみに、フィンランドでは国語や算数の教科書やワークがとても分厚く、それだけ内容が決められているので、どんな先生の授業を見にいっても大体同じことが行われていたそうだ。
それは確か、この間見たテレビ番組でも池上彰さんが話していた。中学生博士ちゃんから「なぜ日本の教科書はこんなに薄いのか。関ヶ原の戦いなんて、2行で済まされてしまっている。」という質問があった。池上さんの答えは…
日本の先生たちの質が高く、教科書が最低限の内容になっているから
ということだった。
日本の先生たちは、子供たちに合わせて(または自分の専門などに合わせて)必要なところで説明を多くしたり資料を提示したりと工夫して授業している。そこを信用しているため、教科書は内容が最低限になっていると。
アメリカなどの教科書もすごく分厚いそうだ。それは、どんな質の先生でも同じような授業ができるようにするため。
ほうほう。
日本の先生たち!!!
私たちはいつも、業務量が多い〜!生徒指導が大変〜!明日の教材研究が〜!などと、日々悩みながら仕事をしている人が多いと思うが、
それはとてもすごいことで、素晴らしいことで、本当にみんなよくやっているのだ!
きっと、もっと認められていいし、業務改善されるべきだし、魅力あふれる職業であるべきものなんだろうな、日本の先生。
あと日本の偉い方、教育にお金をかけてください…
#教員エッセイじゃない
#日本とフィンランド
#welcomebacktojapan
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