丸顔少年の事件簿① 〜ペットボトルサッカー小僧との闘い〜

1. あらすじ

丸顔少年(小1)は、スイミングスクールに通っている。

スイミングがある日は、水筒とランドセルとスイミングバッグを持って登校し、学校の帰りにそのままスイミングに寄り、その後帰宅する。

帰宅すると夕方5時近くになっており、今のように暑い時期には水筒の中身がなくなってしまう。

熱中症になってしまうと大変である。
母は夏限定で飲み物を一本買える小銭を持たせようと考えた。

スイミングには自動販売機があり、通常よりも少し安い。100円でミネラルウォーター、110円で麦茶、130円があれば「ポカリスエットのような飲み物」が買える。

母は130円を持たせることにし、それと同時に「おやくそく」をした。

・水筒が空になって喉が渇いた時に買う

・買うものは、水、お茶、「ポカリスエットのような飲み物」だけ

・アイスは買わない(買える額を渡していないけど)

・学校でお金は出さない

「おやくそく」をきちんと守って、彼は「ポカリスエットのような飲み物」を買ってくる。

「本当は水かお茶がいいのに。」とは思っているが、「おやくそく」は守られているので良しとしていた。

しかし、お金を持っていって二回目の夜に丸顔少年は母にこう言った。

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