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【官庁訪問体験記】当日編

はじめに

この記事では、僕が経験した官庁訪問の当日の体験談を記載します!

僕は実際に2つの省庁を令和5年の6月に訪問しました。
官庁訪問は民間企業の就職活動では経験できないものであり、ほとんど全員が初めて経験するものとなります。

この記事をご覧になった読者の皆様が、少しでも官庁訪問について理解して自信を持って臨んでもらえると嬉しいです。

官庁訪問とは?

「そもそも官庁訪問とは?」と気になる読者の方も多いと思います。そこで、官庁訪問について簡単に説明します。

まず、官庁訪問とは国家公務員総合職試験合格者が志望官庁に採用されるための面接の場、と考えてもらえればと思います。

時期は、働き始めたい4月の前年度の夏(僕の場合は、令和6年4月から働くために、令和5年の6月に官庁訪問に行きました。)になります。詳細なスケジュールは人事院のHPを確認してみてください。

訪問の流れは、クール制と呼ばれる形式に沿うことになります。第1クールから始まり、第4クールで内々定がもらえます。
各クールの訪問にはルールがありますが、簡単に言うと

第1クール、第2クール(各3日)
3つの省庁を回ることができます。ただし、第2クールは第1クールで合   格をもらった省庁のみになります。
※第2クールから回ることもできるので、希望省庁に問い合わせてみてください! 
第3クール(2日)
第2クールで合格をもらった省庁の中で、内々定が欲しい省庁に行くことになります。第3クールに呼ばれたら、内々定に大きく近づくと思って頂いて大丈夫です。
第4クール(1日)
内々定を言い渡されるタイミングになります。第3クールで訪問した省庁に再訪問します。

といった流れになります。これは基本的な回り方なので、他の回り方もできます。気になる方は人事院のHPを参照してみてください。

当日

【第1クール】

面接の種類は大きく分けて2種類あります。
1つ目は「秘書課面接」と呼ばれる面接です。人事担当の方と志望動機やその訪問先の省庁でやりたいことなどを聞かれます。
2つ目は「原課面接」と呼ばれる面接です。面接と名前にありますが、これは実際に職務にあたられている方のお話を聞く機会となります。特に、相手の方から質問されることは無く、自分から気になることをお聞きすることになります。

また、面接と面接の間には、待ち時間が発生します。人によっては数時間以上待つこともあります。過ごし方としては、原課面接で聞いた話を整理する時間にしたり、周りの学生と話したりして過ごすことが多いです。

この第1クールの評価ですが、最後に「出口面接」と呼ばれる面接が行われて、人事の方からお聞きすることになります。この面接では、その日の感想を聞かれたり、次クール以降に繋がるFBを頂けたりします。このときに、合格を頂けると、次クールに進むことができます。

【第2クール】

第2クールは、第1クールの出口面接で合格を頂いた訪問者が、再度、その省庁を訪問する期間となります。

流れとしては、第1クールとほとんど変わりません。「秘書課面接」と「原課面接」の繰り返しになります。

周りの学生と会うのも2回目となり、打ち解けてきて待合室の雰囲気も明るくなってきます。

第2クールでは出口面接で伝えられる結果がとても重要になります。第3クールに来てください、といった言葉を頂くことができれば、内々定に大きく近づいていると考える事ができます。

【第3クール】

第3クールは、ほぼ内々定者の集まりとなります。
ここでは人数も第2クールから大きく減ることとなります。ただ、第2クールまでは3日あるため、他の日に同じ省庁を回っていた人と会うタイイングになります。

僕も第3クールは、1つの省にしか行っていないため、その省庁のことしか分かりませんが、周りの訪問者(同期になる可能性が高い)と、話す機会が多くなります。

特に評価されることは無いと思われるため、リラックスして臨みましょう!

【第4クール】

第4クールは、正式に内々定を頂けるタイミングとなります。
各省庁ごとに、内々定者と秘書課・原課の方と食事に行くなど、仲を深める機会が用意されています。

リンク集

【はじめに編】

【事前準備編】


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