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私は2%になると決めた。

初めてウィキペディアに寄付した話です。

調べものをしていて、ウィキペディアのページを開いたら飛び込んできたでっかいバナー。いつもならすぐに×で閉じるところだが、今回は寄付をした。ここ数年では、初めての体験である。

私、なんで寄付しようと思ったんだろう?
いくつか思いついたので理由を述べてみます。

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1.数字が好きなので、書き出しに「98%」の数字があってついつい読んでしまった。

2.最後までスクロールすれば、ページを遷移しなくても寄付できる仕様だった。PayPalのワンタッチ支払い登録済だったので手間なく簡単

3.友人や母校のクラウドファンディングの経験を積み、寄付すべき時にはする習慣がついていた。

4.イノベーション普及の法則(イノベーター理論)でいうと「イノベーター 2.5%」であるのが私の理想像である。98%の人が見て見ぬふりならば、2%側の私がやらねばなるまい、と意気込みを感じた。

5.GiverかTakerか。Giverであるのが私の理想像である。

6.情報共有のプラットフォームを守りたい。自分の専門性を活かして編集側のボランティアになる道もあるが、それほどの自信がない。だから、中高年になった大人の振舞いとして、若者を支援する気持ちの表し方の一つであると考える。

7.なぜ昨年は寄付しなかったのに、今年は寄付する気持ちになったのか。この数か月で自己分析をする機会があり、上記の4.5.6.の考え方がインストールされたせいだと思われる。

8.いつもお世話になっているウィキペディアさんには、たまには恩返しをしたいものである。これはもしや、半沢直樹のセリフが刷り込まれていたせいかもしれない。

蛇足

・数字があると人は興味を惹かれる。数字に騙されることもある。だから、数字が出てきたら、まず疑うことが大事。その割合の分母と分子はどう導かれた数値なのか?グラフは正しく作られているか?

・今年の寄付依頼バナーは「行動経済学的にはむしろ逆効果」との意見をTwitterで見かけた。それはエスニックジョークにある「日本人はみんなやってますよ」のほうが効果があるっていうことなのかな?
最後に動く「ラガード 16%」でいることに、価値があるんだろうか?

イノベーター
新しいアイデアや技術を最初に採用するグループ。リスクを取り、年齢が若く、社会階級が高く、経済的に豊かで、社交的、科学的な情報源に近く、他のイノベーターとも交流する。リスク許容度が高いため、のちに普及しないアイデアを採用することもある。
アーリーアドプター
採用時期が2番手のグループ。オピニオンリーダーとも言われ、他のカテゴリと比較すると周囲に対する影響度が最も高い。年齢は比較的若く、社会階級は比較的高い。経済的に豊かで、教育水準は高く、社交性も高い。イノベーターよりも取捨選択を賢明に行い、オピニオンリーダーとしての地位を維持する。
アーリーマジョリティ
このカテゴリの人は一定の時間が経ってからアイデアの採用を行う。社会階級は平均的で、アーリーアダプターとの接点も平均的に持つ。
レイトマジョリティ
このカテゴリにいる人は、平均的な人が採用した後にアイデアを採用する。イノベーションが半ば普及していても懐疑的に見ている。社会階級は平均未満で、経済的な見通しは低く、社会的な影響力は低い。
ラガード
最も後期の採用者。他のカテゴリと比較すると社会的な影響力は極めて低い。変化を嫌い、高齢で、伝統を好み、社会階級も低く、身内や友人とのみ交流する傾向にある。
出典:もちろんWikipedia 「普及学」

・Yahooニュースでも「今年は寄付してしまった」という声があるとのこと。なんだかんだで、所詮、私も大衆のひとりなのである。

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(完)


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