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初めまして 看取り対話師です

介護者の心のケアをすることも私の仕事ですが、この度看取り対話師としても活動することになりました。
保険外訪問看護サービスとして、介護者の方の人生を守る為、ご自宅での介護や看取り、受診同行、家事支援なども行います。

ここに辿り着く前の道のりは・・・
このブログでもご紹介しているように母の介護と看取りの経験があったからでした。

人生後悔しない為に

今日は母の3回忌の法要に実家に戻っていました。
去年は母の思い出を話すことが多かったのですが、今年は自分たちの老後について、実家をどうするかの話になりました。
私は終の棲家を考えつつも、人生で後悔することがないように、日々を送っています。

皆さんの後悔することって何ですか?
アンケートを取った結果があり、チャレンジしなかったことが後悔することだそうです。
自分にとって大きなチャレンジは行動に移すことなんですよね。


ここで共有している介護や看取りについて、看取りは悲しい事ではなく精一杯生きたご両親を祝福してあげること、これを伝えていくことが私のチャレンジです。


祝福された母の看取り

法要の帰り道、兄と母の看取りの話をしたのですが、母の看取りはみんなの笑顔や笑いがありました。兄は看取りの場面に笑いがあったことを後悔していたようなんです。
「母さんは最後の最後まで耳が聞こえていただろうから、怒っていなかっただろうか。それが心配だった。」と話してくれました。
私は家族に伝えていませんでした。母の看取りが祝福されていたことを。
兄にこう答えました。お世話になっている人に、家族で母を看取った報告と心境を報告すると
「不謹慎かもしれないけれど、おめでとう。」
「お母さんはきっとご満悦だったと思うよ。子供たちは笑いあっているなんて、親としては嬉しいと思う。」

兄にこの言葉を伝えると安心していました。

「母さん、頑張ったね。母さん、産んでくれてありがとう。母さんのお陰で沢山の幸せを受け取ることが出来たよ。」

母を失うと同時に私は新しい命を授かった気持ちにもなりました。
母の命や人生を肯定すること、死をも肯定することは自分の存在をも肯定することなのです。



看取り対話師は全国にいます。今は15名ですが今年はもっと増える予定です。

これからも心の介護専門家、看取り対話師として日々の記録を残していきます。


母の大好きなおはぎを持っていくのを忘れていました💦
今日はお彼岸ですね。


最後までお読み頂きありがとうございました。


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