感情に丁寧に向き合う事
お久しぶりです。
この夏、私は無事に母の初盆を終えました。
実家では兄弟達と葬儀に来れなかった甥っ子と母の思い出話をしていました。そこには笑い声と笑顔が飛び交っていました。
お盆前に同僚が今年は初盆だねと神妙な面持ちで話しかけてきました。
まだまだ寂しく過ごしていると配慮して下さっていると感じたのですが
私は毎日寂しさとか後悔とか、そんな気持ちを味わう暇もなく
毎日を充実して過ごしている事に気づきました。
49日はしっかり泣くこと、母の介護や治療に対して葛藤しながら最善の方法を考え決めてきたこと、辛いこともあったけどその時の感情に丁寧に向き合ってきたから今の私があるのだと思います。
1、本当に~しなければならないの?
私はいつも~しなければならないと言うのが口癖でした。この言葉は自分を制限していることと一緒です。
言葉をかえるとこれは自己否定していることになります。
この言葉、自分に投げかけて見てください。
苦しくなりませんか?
身体に力が入りませんか?
母の容態が変ったり、治療方針が変ったり、その度に私は~しなければならない、~すべきだ。そんな風にいつも思っていました。
自分の正しさや過去の価値観から離れて、今の最善を意識すると答えがでます。
以前もブログに書きましたが、~しなければならないと思っている対極を思い浮かべ、その真ん中をとるのです。
「~しなければならない」は、自分の可能性や相手の可能性をも制限してしまうことにもなります。
説明してる私ですが
意識していても~しなければならないと、ついつい言ってしまっています。その時は「あっ・・・、こういう方法もいいな、~出来たらいいなあ」と厳しい制限を表す言葉ではなく軟らかい表現にすると良いです。
是非試してみて下さい。
2,感情に良い悪いもない
日本人は忍耐強くて涙を人に見せることや泣くのは恥ずかしいとか思われている方はいらっしゃると思います。
私は良く笑ったりはしますが、感情を表出するのが苦手です。
どこかでセーブしている自分がいて、この感情を全て出してしまったら
元に戻れないのじゃないかと思ってしまう事があります。
父が亡くなったときは、悲しんでいる母を守るために自然に涙をこらえていたところがありました。
母が亡くなったときはメンターが
「思いきり悲しんで、49日まで泣くと決めて毎日泣いたら良い。」
そんな風に教えて下さいました。
毎日涙って出るんです。泣き疲れてそのまま寝てしまった事もありました。
日頃泣くって、映画を見て泣いたり、悔しくて泣いたりする事はありますが
本当に稀ですよね。
母が亡くなって、何年分の涙を流したでしょう。
そうすると不思議に悲しいだけの自分ではなく、喜びや楽しさやプラスの感情も少しずつ表出することが出来てきます。
大切な人との別れはとても悲しい事ですが、時間の経過と共に人生に彩りを与えてくれる出来事だと気づくときが来るのです。
3,終わりに
私の場合、母の介護で自分自身と向き合うことが出来ました。
そして自分の幸せを考えるようになり、この夏私は一つの決断をしました。
続きはまた書きますね。
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