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映画:アメリカン・スナイパー

memo

視聴時期:2020年7月
公開時期:2015年

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インプットめも

あらすじ

カウボーイを目指していたクリス・カイルが9.11を機に戦地に赴くところから始まる。元から狩りをしていたので動くものを狙うのは得意。仲間を守りたい思いからその腕はめきめき上達し、レジェンドと呼ばれるようになる。
戦地を離れている間も心は戦地に置いてきたまま、家族との時間を満足に楽しめずにいた。そんな中、仲間が戦死してしまう。自分が守らなくてはという思いで四回目の戦地派遣に向かい、ついに相手のスナイパーを射殺し、帰還する。
退役軍人に多く発症するPTSDに苦しみ、家族と過ごす時間も苦しみの時間とともにあったけれどカウセリングを経て医師の「ここにも助けを必要としている仲間はいる」との言葉に背中を押されて克服していく。
そして多くの退役軍人をPTSDから救い……。

感想

映画の結末を見るまではぼんやりとしか思い出せなかったけれど、この映画の主人公クリス・カイルのことは何年も前に朝のニュースで見ていた。
ニュースを見るまでこの人物を知りもしなかったのに、一日ギュウウと胸が苦しかったのを覚えている。
映画の中では特に子供を射殺しなければならないシーンで苦しんでいる様子があった。
家に帰ってから戦場の音がよみがえっている様子もあった。でも一番印象的だったのは医師とのカウセリング中に「自分が仲間を助けないと」と話していた台詞。戦地で自分が死ぬかもしれない恐怖におびえていたのではなく、仲間が死ぬことに「自分が守り切れなかったから」と罪悪感を感じていたようだった。死ぬことが怖いんじゃなくて、失うことが怖い。何を怖いと思うのかは人それぞれで、この人はなんというか責任感を感じやすい人だっんだと思う。
クリス・カイルを英雄として描いた作品で、彼は彼のできる行動の中で正しい行動をしていたと思う。それでも撃たれた側からすると敵になってしまう。戦争の苦しいところだと思う。英雄であり、悪魔。
わたしは戦争についていい悪いとここで述べるつもりはなく、ただ苦しいなと思う。

クリス・カイルは帰還後、退役軍人となった仲間を助けることに尽力した。それでも、PTSDに苦しみパニック状態になった退役軍人によって射殺されてしまった。それは事故だったのだと思う。遺族にはとても「事故」なんて言葉で納得できるもではないけれど。つらい。

つらいけど、脚色もされていると思うけれど、人のために生きた人が死んでしまったのは事実で苦しい話。

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