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空想と過去と現在、ちょっとだけ未来。
幼い頃、よく空想をしていた。
自分がお金持ちで、優秀で、可愛くて、みんなの憧れだという夢。
ほしいものは何でも買えるし、車で送り迎えしてもらえるし、可愛い洋服もたくさん持っていて、頭も良くって、みんなが褒めてくれて、お姉ちゃんみたいな他人がいて、周囲から愛される存在。
あまりも自分勝手な設定すぎて、他人に語るのはとても恥ずかしい。けれど、毎日毎日そんなことを考えながら生活していた。
こうやって
“かもしれない” 日。
8月1日。
お世話になったひとの誕生日 “かもしれない” 日をお祝いした。
お祝いしたと言っても、直接会ったわけではない。それどころか、どれほど会いたくても、もう一生会えないかもしれない。今、どこで何をしているかもわからない。
それでも何かしら繋がりが欲しくて、誕生日 “かもしれない” 日にそのひとの幸せへ思いを馳せることにしたのだ。
誕生日 “かもしれない” と知ったのは、その日の朝だった。
「分かっている」選択肢。
伝わらないんだなあと思った。
そして、伝わらないならもういいかな、とも思った。
“伝わらない“ という絶望は想像以上に心を消耗する。
それならば口を閉ざしてしまおう、という考えることは特段不思議なことでもないだろう。
「調子が良いはずなのに苦しい」という葛藤に嫌というほど苛まれているのに、自分さえ認められないその苦しさを正の方向へと結びつけられる悍ましさに耐えられなかった。
人は無意識にジャッジ
tsu. 明けない夜はないけれど、陽の沈まない夜もない
2023.11.17
朝が来なかった夜はないけれど、夜が来ない朝もないんだよなあと思ってしまう。
そしてわたしは、次に来る朝を楽しみにするよりも、そのあとに巡る夜の寒さを恐れてしまう。繰り返し訪れる夜から逃れられればそれでよいと、そう思いながら暮らしています。
何度朝が来ようとたった一度の夜が付きまとう限り、わたしは朝の光にも寒さを見出してしまうんだろうな。
tsu. あと一度でもこの夜に引きずり込まれるくらいなら、無数にある朝を手放した方がどれほど楽か。
2023.11.18
みんなに言われるんです。「いつかは終わるから、終わりは来るから」って。ちがうの、もう一回たりとも経験したくないの、今までは「耐えられた」かもしれないけど次の一回でちぎれてしまうの、と思っていた、し何度も伝えたけれど届かなかったなという気持ち。
今もこの思いはずっとあります、「今まで」は平気だったけど次に同じものが来たら耐えられないと思っている。
「過去は変えられない」か
tsu.正負の言語化
2023.11.18
好きなものについては感情をそのままに取っておこうと言語化せずにいるくせに、苦しいものに対しては持ち続けるために言語化を繰り返す。その結果、負の方向の語彙ばかり豊かになってしまった。物事に寒々しい彩りしか与えられなくなっているようで、とても悲しいことだなと思う。
けれども言語化できないものがあるとすれば、それによって傷を負い続けなければならないわけで、難しい。
言語化でき