PR3.0 conference~まとめ1~
2018年11月27日に開催された PR3.0のまとめ記事。
FB: https://www.facebook.com/events/175797489875708/
変化する企業は、経営戦略としてのPublic Relationsを再評価すべきだ
【ショート版・ロング版】
株式会社内アンティック/アジアパシフィック プロダクトマーケティング シニアディレクター 足立光氏
株式会社メルカリ/取締役社長兼COO 小泉文明氏
慶応義塾大学/准教授 琴坂将広氏
情報は広告以外から取りに行く(Non-product Marketing)。
その情報提供者がどんな人かということも重要ではあるが、人から聞く方が効果が高い。
話題にならないものは出ない。
「人が使ってるモノ」・「話題になったモノ」は売れるモノである。
PRとは、記者とのコミュニケーション。
情報発信⇒受け手がどう咀嚼するか⇒どう伝えるか
■PR3.0とは?
お互いが信頼を作りあう。
今は議論中であり、その定義はまだない。
プロダクトがなくてもいいのではないか。
Advertise vs PR
⇒どこにラインを引くか
例)
自分で言う:〇〇さん(自分)はちゃんとしてるから、付き合いましょう!
他人が言う:〇〇さんはちゃんとしてるから、付き合いましょう!
※同じことを共感する友達から言われと結果が異なる
同じメッセージを違う人が言っているだけ
マーケティングの方向性とは、その人、その人、その人に合わせていく。
PRは全体のつながりを調整している?
■PR3.0の世界観
色んな人に協力してもらわないとできない。
例)予算、与えられてる権限などの制限がある
【感想】
かなりノートの内容がシンプルになってしまっていたので、私の言葉と解釈で伸ばしながら、感想を述べていきたいと思います。
「情報は広告以外から取りに行く」とは、正にその文字通りです。広告とはその商品を売るために打ち出されるもの。いわば100%よく見えて当たり前のものなのです。口コミやレビューの数が購入のきっかけになるのも、実際にそれを試した人の言葉は参考になるからです。といっても最近はその信頼性も薄れてきていますが。。だからこそ、家族や友人、身近な人の感想は何よりも役に立ちます。
「話題にならないものは出ない」とは、「火のないところに煙は立たない」という言葉によく似ていますね。
「人が使ってるモノ」・「話題になったモノ」は売れるモノである。これは逆に言えば、「人が使ってるモノ」とは、すでに売れたモノ(誰かが買ったモノ)であり、「話題になったモノ」とは口コミやレビューで広まっているモノだからです。
PR(広報)は記者とのコミュニケーションが非常に重要です。
どれだけ良い商品でも、その情報発信の方法を間違えるとうまく受け手に伝わらず、誤った認識を与えてしまう可能性があります。良いモノだから売れる、といった時代はもはや終わりを迎えています。情報発信さえ上手くできれば、良くないモノでも売れる時代です(継続して売れるかは不明ですが)。
プロモーションとしてのPR、Public RelationsとしてのPR。
その線引きはどこでなされるのか。
トークセッションでは、面白い例が挙げられました。
例)異性にアピールするとき
自分で言う:〇〇さん(自分)はちゃんとしてるから、付き合いましょう!
他人が言う:〇〇さんはちゃんとしてるから、付き合いましょう!
※同じことを共感する友達から言われと結果が異なる
同じメッセージを違う人が言っているだけ
明らかに自分の好みから外れる人は除いて、あくまで交際するかどうか迷っている状況下においては、友達の後押しはグッと来る方が多いかと思います。自分で自分のことをアピールするのは「Advertise」で、友達から言われるのは「Public Relations」になります。
マーケティングの方向性とは、その人、その人、その人に合わせていくこと。今はどんどん「個」にフォーカスしていく時代です。その中で、PRは全体のつながりを調整しているのではないでしょうか。
■PR3.0の世界観
PR3.0の定義、世界観の構築は、色んな人に協力してもらわないとできないと述べられていました。確かに誰か一人が決めるべき、また、決められるべきではないように思われます。様々な立場の人が集まり、その大きな渦の中に飛び込んでこそ、PR3.0という世界観が生まれるのかもしれません。
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