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もうGWですね。昨年のコロナの状況を振り返ってみると、4月7日に緊急事態宣言、東京や神奈川の解除は5月25日ですから、まさにGWはステイホームだったわけですね。

これは、昨年4月、ランニング途中で撮った東京駅から丸ノ内方向です。こんなに人がいないなんて初めてで、驚いたことをよく覚えています。

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去年の今頃はまだ立場は公務員。

コロナ暦通りお休みをいただきつつも、有休消化はせず、ギリギリまで働いていたことを思うと、隔世の感があります。夏になったら落ち着くのではないか、また冬になったら増えるのかな、そんな風に思っていました。withコロナが長く続き、まさか1年後のGWも同じような状況だとは予想していなかった事態です。

今年のGWは家で何しよう?

GWに仕事する生活は公務員時代もありました。それはGW期間のさまざまなイベント。コンサートだったり、屋外イベントだったり、スポーツイベントだったり。文化事業の部署にいた頃はお正月も仕事でした。そういうのが苦になりませんでした。(箱根駅伝はしっかり見たかったけど)

私は休み下手で、夏休みもまとまって連続休暇を取得できない不器用さがずっとありました。全てを投げ打ってばーんと休めず、結果週一日ずつ、5週休むとか、祝日と合わせて休んで、2泊とか3泊の旅行に行くくらい。部下には休暇を自由に取ってもらいたい気持ちもあったから、自分のことはついつい後回しに。

なかなかヨーロッパやアメリカに行く勇気がなかったんですよね。だからこそ、韓国や台湾にはまったし、一昨年のウラジオストクで一気にロシアへの旅も視野に入ってきました。ヨーロッパ、いつか行けるだろうと思っていたけど、そのいつかがこんなに実現困難になるとは予想もしていませんでした。

そういう意味で、GWは貴重な連続休暇、しかも家族も休み。

昨年同様、テラスでBBQとか、じっくり料理とか、するでしょうね。そして、今年は仕事も勉強もしたいと思います。

GWに自発的に仕事・・・公務員でいるときは考えたこともなかった発想です。

仕事とプライベートがシームレスに

GWにお仕事なんて大変ですね、と言われると、それがそうでもないのです。

独立すると、どこからが仕事の自分で、どこからがプライベートの自分という境目がどんどん曖昧になってきています。特に広報PRのような、人と人とのリレーションシップで生きている場合、情報を得ることや自分でアウトプットすることに対し、あまりプライベートとオフィシャルの区分がなくなってきています。

noteもそんな感じ。別にこれで稼ぐ(有料コンテンツの発信やアフィリエイト)つもりはないのですが、ではこれが完全プライベートなのかというと、そうでもないのです。自分の中のビジネス脳の部分で書いています。

「これが仕事?」と言われると、公務員や雇われている身であれば「仕事ではない」でしょうね。

でも、いざ自分が会社を立ち上げる。会社の知名度は全くない。

仕事でご一緒する相手方はまず名刺を交換すると、私の名前、会社の名前をググるのだそうです。

当初、コーポレートサイトの公開が遅れていたので、まずはnoteが最上位でヒットし、次にSNS(Twitter, Facebook, Instagram)が続き、そしてコーポレートサイト、その次は先日寄稿した都政新報の記事にヒットするという感じです。

そうすると、このnoteは「私という者の思考の積み重ね」に他なりません。この人と仕事しようかな、この人こんなことやってくれないかな、と思ってもらえるような、そういうきっかけになると思っています。

オフィシャルとプライベートを分けるというのは、「大手企業で認知度が高くてブランディングが確立している企業」の人にとってはまさにそうだと思います。

私のような超零細企業で、認知もなく、商品サービスにものすごく差別化できているとも言い難いポジショニングの場合、noteだって、instagramだって、Twitterだって、Facebookだって、全部営業ツールにもなり得るのです。

SNSの運用は営業社員の個性と同じ

会社で営業の社員を雇うとしたら、みんなが同じ強み弱みで働かれるより、それぞれ強みが生かせるフィールドで働いてもらいたいですよね。それがSNSの使い分けになると思っています。

☑︎note   ほぼビジネス。思考の方向性とwriting。
☑︎Twitter   ほぼビジネス。少しシニカルな一面も出していますし、少し瞬間の感情やプライベートも見える運用。
☑︎Instagram 完全にプライベート。食、アート、自然など、自分の興味の方向性が見えるように。
☑︎Facebook ビジネスとプライベート半々。個々のエンゲージメントが深いメディアなので、あまり仲良くない人とは友達になっていない。

GWでもビジネス目線はゼロではない

じゃあ、BBQとか自宅の朝ごはんとかはリラックスですけど、そこでも売り場のトレンドを見たり、ビジネス目線はいくつもあるのです。

コストコなどに行けば、食のトレンドもユーザーの動向も(人のかご、むっちゃ見てます笑)わかります。神楽坂のスーパーでは今日からラムのキャンペーンが行われます。これもステイホームのGWに華のある食卓を、という流れですよね。

娘と話すのも、色々発見があります。いわゆるZ世代ですので、最近の友人との会話を聞くことで、リアルな20代像が私たちの20代とは全く違うことにびっくりします。大学院の授業で教えていただいている牛窪恵先生はマーケティングライターとして有名な方で、個人的にも授業をものすごく楽しみにしています。最新刊の「若者たちのニューノーマル」はまさにコロナ禍のZ世代の思考がよくわかるので、一気に読んでしまいました。これがリアルにあるのですよ!

一方、表参道の昨年オープンしたサステイナブルを売りにしたオシャレなレストランは5月1日で閉店というお知らせも入ってきます。

トレンドと経済、色々な意味での視点のトレーニングはONとOFFで区別できるものではないのです。SDGsをビジネスに活かすという方法も多くの企業が模索しながら進めています。

あんなに話題で、平日も人が入っていたお店でも、やはりちょっとしたきっかけで閉店という選択になってしまうのだと思うと、なんとも複雑な気持ちになりますし、継続して経営していくことがどれだけ難しいことなのか、と考えさせられます。


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