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こんにちは。KiwiPR合同会社の植田聡子です。

都庁を退職して、1年経過した今、当時の上司、同僚、後輩は3パターンに分かれます。

1)私が退職後にむしろ連絡をよくくれるようになった人たち
2)私が退職後、パタっと離れていった人たち
3)勤めている頃も辞めてからも変わらずに接してくれる人たち

仕事で共通の話題があった時はあんなに頻繁に話していたのに、全く音沙汰なく、本当に波が去っていくように、さーっと離れていった2)の人たち。

私個人とつきあっていたのではなく、私の立場や役割とご縁があった方なのでしょう。「来るもの拒まず去るもの追わず」。また何かご縁があれば、繋がる日もあるでしょう。

そういう意味では、勤めていた時も辞めてからも変わらずに相手してくれる3)の方々の存在、私はさらに大切にしないといけないと改めて思っています。

そして、私が今、一番気にかけている人たちは、1)の方々です。そして、実はこの方々が一番多いのです。

私が辞めたことで、話しやすくなったこともあるのでしょう。色々悩んでいるモヤモヤを吐き出して、スッキリしてくれるならいいのですが、吐き出しただけでは治まらない、もっと大きな次元で悩んでいる人もちらほら。

私の立場でできること、できないことを考えれば、自慢じゃないけど「できないことの方が多い」わけです。でも、何か役に立ちたい。何ができるだろう。そんなことをふわふわと思っています。

当初は1on1コンサルで、迷いや整理できない部分を聞いてみようと思ってました。実際、今もそのスタンスで1on1のコンサルを仕事としてお受けしています。

でも、それだけではどうも足りない気がしているのです。

それとは別のスタンスで何かできないかなぁとずっと考えております。

漠然としてイメージなのですけど、それは「壁打ちコミュニティ」というか、1on1ではまかないきれない、いろいろな考えや知見を共有できる、しかもエグゼクティブと「フラットに」会話する時間、場所が欲しいなぁと。

上の人の悪いくせというのは、部下が何か提案した時に「それいいね、面白いね」視点ではなく、「何か修正すべき点を見つけてあげるのが自分の仕事」のように思っていらっしゃること。「それは違うだろう」という考えで否定から入りがちなのです。

これ、都庁だけではなく民間のいわゆる大企業もそうなのかな・・・

でも、都庁のそれなりのポストの方々って優秀な方もたくさんいて、でも残念ながらその能力や知見を発揮できる場を与えられない、というか、発揮するには制約が大きすぎた人たちなわけです。

かなり偉い方だと再就職(俗にいう天下りポスト)もあるかもしれませんが、管理職とはいえ、みんながみんなそうとは限らず、再任用として雇用継続のパターンがほとんどではないかと思います。

またずっと行政にいると、知識としての経営感覚はあれど、例えば、財務三表のB/Sは理解していると思うけど、キャッシュフローやP/Lのあたりが弱そうな予感はします。頭ではわかっているけど、実際に「見るとやるとは大違い」なわけです。

なんかそういうことも実践的な勉強会とかも企画したい。

いつかどこかで卒業する時に、机上のお勉強だけでなく、リアルビジネスをもっと早くに経験する場とか必要なんじゃないかな。

私も、クライアントのビジネスを客観的に捉えるのと、自分のビジネスとはまた別の話だし。だから今も日々格闘中。




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