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役人に必要な素養で私に欠けていること

こんにちは。Kiwi PRの植田聡子です。

春ですね(今日は寒いけど)。人事異動の季節ですね。

役所の人事は「思い通りになんてならないのが当たり前」と、全く悪びれる様子もなく、他人様のキャリアをポンポンと動かしてしまう、結構恐ろしい代物です。

若いうちはいいですよ、ゼネラリストを育てる的な言い分で。でも、ある程度でキャリアパスをもっと本人の適性含め、考えてあげてほしいし、そうでないからプロフェッショナルが育たず、結果として、素人のまま3年経ってまた異動、という無責任な構図ができあがってしまいます。

誰が悪いわけじゃなく、大きな仕組みが悪いし、そうなると採用から抜本的な見直しになってしまいます。ジョブ型雇用とは正反対ですから。

そんな私は別に人事に苦情を言ったこともなく、さりげなく希望は伝える(笑)
けど、基本なすがまま。

都庁の職員の最初のキャリアが都立大学事務局だったから、「大学に戻してほしい。学生のキャリア支援したい!」と3年くらい訴えたけど、結局叶わず・・・

結果、広報が長くなってしまいました。もちろん、今となっては広報は大切なライフワークですが、当時はキャリア支援、教育現場に戻りたい気持ちが強かったんですよね。

そして月日を経て、退職し、転職し。

改めて思うのは、私は「やりたいことを速やかに成し遂げたい」、かなりせっかちな性分だということ。人生100年時代、と言うけれど、思考や行動は、ただただせっかち。すぐやりたい。

じっくり慎重に、時間をかけて検討に検討を重ね、思い通りにならなくても諦めず弛まぬ努力を重ねる、が全くできない。

じっくり慎重に、
時間をかけて検討に検討を重ね、
思い通りにならなくても
諦めず弛まぬ努力

これこそ役人に必要な素養なんですよ。

それが私に欠落しているのです。

法律に関する基本的な知識、公務員としての倫理、組織への順応性などは兼ね備えていたつもりでしたが、何か私が「働きにくいな」と思っていたのは、その慎重な忍耐強さがなかったからだったと今さらながら気づきました。

逆に、独立して自分で自由にやりたいことをできるようになったり、外資系企業でまさにジョブ型雇用の典型で、自身のすべき業務範囲が明確です。

どちらがいい、悪いの議論ではなく、向き、不向きがあるのですよね。

そして、また違う議論として、社会全般の変化に対するスピードや情報量が加速度的に速くなっているのも事実。ダイバーシティの観点から、せっかちな役人も必要かもしれないので、せっかちさん、めげずに頑張ってほしい!!




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