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自分の本当の感情を認めつつ、相手を傷つけないようにするってとっても難しい。

それは主に私と娘達、特に長女との関係。
3歳の娘との関係にとても悩んでいます。

子育てというのは、親である自分育てなのだなぁとつくづく身に染みて感じています。
つまり、子供のせいにしようと思えばいくらでも子供のせいにできてしまうのですが、、結局のところ、子供に対する自分自身の関わり方しだいなんだろうなぁと。

自分を制するキャパシティを超えてしまったときに、それまで抑えていた感情が大爆発してしまい、娘に対して溜まっている様々な感情を怒りとして娘にきつく怒ってしまいます。
娘がどうしようもないから、手に負えない、と言い訳できますが、本当は自分自身が親として、人としても精神的に未熟なのが原因の大きな要素なんだろうな、と感じています。

何でこんなに言うこと聞いてくれないんだろう、本当に危ないからやめてもらいたいのに、何で何度も言ってるのにやめてくれないんだろう、、

親がやって欲しくないと思っていることのほぼ全てをやる子供に対して、人に危害が加わる可能性のあることや子供自身が怪我をしそうなこと以外は、部屋がぐちゃぐちゃになっても、マナーが悪くっても、ほとんど目を瞑ってなるべく大らかに見守る、いやあえて見ないようにやり過ごしていました。

でも、妊娠中のお腹の子に物が強く当たりそうだったり、妹である次女を叩いたり、後ろから押して突き飛ばしたり、覆いかぶさったり、相手が怪我しそうなことは、とても大目に見てあげられませんので、真剣に注意します。

しかし何度なるべく冷静に注意しても全く止めようとしないばかりか、どんどん振り回してくる場合、または実際に物を投げてくる、振り回して当たった場合などは、今の私は妊娠中でお腹の子を守ろうとする防衛反応が最も強い状態なので、物を振り回してくる長女が、まるでお腹の赤ちゃんを襲う敵のように、鬼のように思えてしまうことがあります。
すると、私も自分を制するのが難しくなり、身体的な暴力は降らないものの、ほとんど暴言のような強い言葉を吐いて「キレて」しまうのです。それは娘に対する言葉の暴力である、と認識しています。

結局娘は何をしたかったのか、どうして物を振り回りし投げてくるのか。
怒りが頂点に達する前に、娘に尋ねれば「一緒に遊びたかった。」「これが欲しかった。」などと伝えてくれることもあるので、その場合は「そうか、一緒に遊びたかったんだね。そしたら叩かないで一緒に遊ぼうと言えばいいんだよ。叩いたら痛いから叩かないでね。」などと叩くなどの以外でやりたいことを伝えられるように教えることができます。

しかし昨日のように、「○○ちゃんはどうしたいの?どうしてくしを振り回すの?危ないからやめてね。ママにくしを返してね。」と何度言っても全くやめてくれないどころか、危ないので娘の手からくしをとろうとしたら、余計に抵抗して殴ろうとしてくるわけです。
そうなると、どちらかが諦めるか、力づくで娘から危ないものを取り上げるしか方法がなくなってきます。
無理やり取り上げられた娘は大泣きし、私を何度も何度も執拗に叩いてお腹に頭突きしてきます。
すると私もいよいよ我慢の限界に達し、怒りを露わにしてしまうのです。
せっかく途中まで冷静を務めても、最後に爆発してしまえば、初めからちょっと怒り気味で注意するよりひどい結果になってしまっていると思います。

長女は自分の意思がとても強くあり、その瞬間のやりたいこと、欲しいものをはっきりと主張してきます。

それは時に長所にもなりうる個性だと思いますが、自分の思い通りにならない時や何らか言葉にならないことを主張したいときに、
おもちゃ、ハンガー、フォーク、ドライヤー、コップ、ベルト、などその辺にある当たったら固くて怪我をしそうなものを振り回りたり人に当てようとしたりしてきます。

娘はまだ3歳ですので、自分の感情や想いを全て言葉にできる訳ではもちろんないので、言葉にならない娘の想いをなるべく理解してあげようと自分なりに努めてはいるのですが、、
今日もいきなり足にドライヤーを上から思い切り落とされて激痛が走った瞬間、自分の怒りを抑えることができずに、「いい加減にしなさい!どうして何度いってもわからないの?どうして物を投げるの?ママ足がとても痛いよ、○○ちゃんのせいだよ、○○ちゃんは悪い子、もう○○ちゃん嫌だ。ママに近づかないで。あっちいって。」
などと本人を否定するような言葉を言ってしまったのです。

気持ちを落ち着かせるために、しばらく1人にして欲しいのに、そういう時に限って娘は必死にまとわりついてくるのです。
そりゃそうですよね、きっとママに嫌われたらどうしようって思わせてしまったのですから。
でも1人にしてもらいたい時に、必死にまとわりつかれると、どうしても拒否反応が出てきてしまうのです。
「ママ落ち着きたいから、お願いだからちょっと1人にして、○○ちゃんはあっちにいって次女と遊んで待ってて。」
言っても全然聞きません。
自分のイライラを抑えて、娘を抱きしめてもっと安心させてから「ママも少し自分の冷静になる時間が欲しい」と優しく伝えられれば良かったのかもしれません。

でも今の私にはそれができなかった。
「怒りを娘にぶつける」方法を自分自身で選択したのです。
何て小さい人間なんだと、自己嫌悪に落ちると同時に、本音を言えばまだ、「悪いのは娘」と思っている自分がいます。
親としてだめだと頭ではわかっているのですが、私もまだ相手によって満たされたい、という欲求が強くあるのだと思います。

そして、今朝のnoteにも自分の生い立ちを投稿させて頂きましたが、自分は子供の頃親に甘えてこられなかった、私は「子供」というアイデンティティを諦めて、両親の不仲の「調整役」に徹したことで、自分が諦めた子供らしい欲求、全身全霊で母親に愛を求めてくる、自分を全部許して包み込んでくれるよう求めてくることを自分の娘にされると、嫌悪感というか私には制限なく甘えてこられる子供達が羨ましい、ずるい、私は我慢してきたのに、と嫉妬しているのかもしれません。
私は小さい頃こんなに甘えることはできなかったのに、と。

こうして書いているうちに思ったのは、今私ができること、すべきことは、「過去の自分も今の自分のことも、自分で自分を満たしてあげること」なのかな、と。

娘のためにこれだけ頑張っているのに、色んなこと目を瞑って許してあげてるのに、自分の時間をほとんど娘達に捧げているのに、髪も振り乱して歯磨きし忘れるくらい、自分のことは無視して子供達のお世話をしているのに、、と感じている自己犠牲感と強い承認欲求。
それが積りに積もって、あることがトリガーになって、こんなに頑張ってるのに何でこんなひどい仕打ちを娘からされなければならないんだ!と爆発してしまう。

私は私なりに努力して良く頑張っている。
未熟だって、成長過程なのだから、毎日少しずつ親として成長していけば良いのだから。
娘にこれだけ頑張っている自分を本当に大変だよね、良く1人で(日中は)娘と関わっているよ。良く頑張っているね。

そして小さい頃から思春期の頃も、よく耐えてきたね、必死で家族をつなぎとめようと1人でもがいて頑張ってきたんだね。
子供らしく親に甘えることも我慢して、辛かったね。寂しかったね。苦しんでいたことを当時父親と母親に気付いてもらいたかったね。
それでも不登校にもならず、一生懸命毎日を生きてこられて本当に頑張ったね、偉かったね。

今も子供達にはそんな想いをさせたくないと、必死に良い母親になろうと頑張りすぎるくらい頑張ってきたね。
もう少し、ほんの少し肩の力を抜いて、リラックスしていこうよ。
少しでも子供に心からの優しく笑顔を見せてあげられるように、こうやって気持ちを吐き出していこうよ。
誰でも不完全なところはある、自分自身の不完全さを認めて受け入れてあげて、そしたら娘達も同じ完璧ではないこと、自分の違う人格をもった1人の個性ある人間なんだってこと、再確認できるよ。
親としてコントロールし過ぎず、子供達がそれぞれの個性を最大限活かして自立して楽しく幸せに生きていけるように、そしてさまざまな困難にぶつかっても、試行錯誤しながら自分で何度でも這い上がれる生きていく強さを持てるよう、必要最低限のサポートと無限の愛を注いでいこう。

と、まず自分自身で今の自分を認めてあげて、エールを送ろう。
報われていないと感じる想いを自分で受け止めて癒してあげよう。
自分で自分を満たしてあげよう。
そうすれば、相手(この場合は娘)に対しての承認欲求が減って、自己犠牲感もなくなっていくのではないかと。

そもそも、娘の手の届くところに、触って欲しくないものをおもむろに置いてしまっている環境を作っている自分が悪いです。
つわりでなかなか家の中のことが回っていませんが、つわりが落ち着いたら散らかり放題の部屋を片付けて、ものを最小限にして、危険になるものは触れられないようにもう一度適切な収納場所を整理していきます。

まだドライヤーが落ちた足の指が赤くジンジンしますが、それ以上に私のキツい言葉で娘の心を傷つけてしまいました。
私以上に心にジンジン痛みを感じているかもしれません。
言ってしまった言葉は取り返しがつかないので、一生無意識下の記憶に残ってしまうかもしれません。娘が昼寝から目が覚めたら、ひどい言葉を吐いてごめんなさい。と素直に謝ろうと思います。

どうしたらこんなネガティブな感情を抱いている事実をないものとせず、蓋をせずに、かつ相手を傷つけないようにその気持ちを伝えることができるのか(特に幼児に対して)そんな方法があればぜひアドバイス頂けると有り難いです。
よろしくお願いします。

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