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僕が半年で貯金全額(200万円)を使うと決めたワケ

僕の中でとても好きな話がある。それは「なぜ、飛行機は飛ぶのか?」という話である。それは揚力がどうのこうので、ベルヌーイの定理がなんちゃらかんチャラという話ではなく、一種の例え話なので、物理的な飛行機の飛ぶ原理を知らない方は以下のリンクをクリックしてください。


飛行機が飛ぶ理由を幼稚園児でもわかるレベルで解説してみる!

飛ばなければならないから飛ぶ

さっそく本題に入ると、これはキングコングの西野亮廣さんがおっしゃっていた話だが、どうやら飛行機は飛びたいから飛ぶのではないらしいというところから始まる。飛行機は、何百人という乗客の方々から大金を受け取り、何時にどこどこにつかなければならないという重大なミッションがあり、滑走路を走るとあと何mかで滑走路がなくなってしまうから仕方なく飛ぶ。これこそが、飛行機の飛ぶ原理であると。

だいぶ人間味溢れる理由だが、ここから飛ばなければならない環境がいかに強い影響力を持つかということを学ぶことができる。常に凛々しく飛んでいる飛行機、飛びたいから飛ぶのではなく、飛ばなければしょうがないから飛ぶ。そう考えると、自分がどこに身を置くべきかが見えてくる。

ほとんどの人は飛ばなくていい環境に自分の身を置いている。だから、飛ばないし、飛べない。逆に、今活躍されていた方のアマチュア時代なんかのエピソードを聞くと、まさに飛ばなければしょうがない環境に身を置いていることが多く、飛びたいという気持ち関係なしに飛ぶし、飛べてしまう。

自分で飛べないのであればバンジージャンプの淵に行けばいいし、なんなら滑走路を走ってしまえばいいし、ロケットの発射台についてしまえばいい。このように、自分の身を飛ばなければ行けない環境に置くのが一番手っ取り早いと思っている。

飛ぶ前にすべき唯一のことは、飛ぶ環境に行くことである

僕は現在、駆け出しの映像編集者・カメラマンをしているのだが、ここにも同じ原理が働くと思っている。ちなみに、どのくらい駆け出しかというと、100mで言えばまだスタートから一歩を着く前くらいの駆け出し具合で、映像編集は初めて1ヶ月、カメラに至っては一昨日買ってまだ届いてすらない。ただ、現在ウェディングムービーの仕事をいただいていて、来月はイベントの撮影&動画編集の仕事がなぜか入っている(もちろん無給)。

「フリーランスにおいて、飛ばなければならない環境とは何か」を考えたら、それはお金がないことであると言う結論に僕は至った。自走するということは、つまり人間でいうとお金を稼ぎ続ける、もしくはお金を稼がなくても生活できる状況を作って行くことであり、滑走路というのは、ジリジリと貯金だけが減って行く状態であると定義した。

僕は、4月にフリーランスにならないといけないと思ってから半年で初任給の給料くらい(30万円程度)稼げるようになると決めた。なので、9月の末までに飛ばなければならないようにするためにも、「9月末までに全ての貯金を使い果たす」と決めた。

僕は4月時点でだいたい200万円の貯金を持っていたので、9月までにその200万円を全て使い切ることにした。これがどれだけ難しいことかはわからないが、とりあえず決めた。

そう決めた結果、1ヶ月だけでスペインへの渡航費やら機材関係やらで80万円が飛んでしまった。そして、これからまだまだお金が飛んでしまう予定である。

しかし、それでいいのだと個人的に思っている。現代のお金の感覚なんて、どんどん使ってしまって「やばい足りない」くらいがちょうどよく、ないと死ぬくらいになってから初めて価値が出ると思っている。

そうやって、お金を使うと決めると自分がいかにお金に使い方について考えこなかったがわかるし、お金によってどこにレバレッジをかけるといいのかということを本気考えるようになる。人と同じことでお金を使っても意味がないわけで、いかに自分が偏愛を持つとニッチなところに大金をつぎ込むことができるかが勝負だと個人的には思っている。

(200万円と言ったら、ほとんどの人にとって普通の金額かもしれないし、人によっては日常的に毎月200万円程度は使っている人もいると思うので、こんな200万円程度で喚くのは少々気恥ずかしい気もするが、僕にとっては全財産なのでなかなか深刻な問題。てか、今のところ金額だけで言えば人生最大の大事件。)

「いかに飛ばなければならない環境を作れるか」

とりあえず、9月末までフルスピードで滑走路を走ってみる。とりあえず、今ある貯金を全て使い切ってみる。そこで飛べなかったらその時に考える。

自分でもどうなるか全くわからないが、多分飛ばなければならない環境にいるので低空飛行とかでも飛ぶんだと思う。墜落しても、誰かが回収して直してくれるだろう。

楽観的で若気の至りみたいな発想かもしれませんが、その低空飛行の不恰好な姿を見て、少しでも笑っていただけたら幸いです笑 今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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1997年の日本生まれ。