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要は、自分が決めたことをやれるかどうか

人間はすごいことをしたがる生き物である。

どんな初心者でも、サッカーを始めたら最初からオーバーヘッドキックをやってみたくなるし、テニスを始めたらまた抜きショットを試したくなるし、野球を始めたら背面キャッチがしたくなる。

「地味なものより派手なもの」「当たり前のことよりすごいこと」という風に、放っておけばどんどん派手な方に派手な方に持っていかれる。

良くも悪くも、目に見える変化やわかりやすい大技へのアンテナの方に優れているのが人間なのでこれは致し方ない話である。

だからこそ、本当の一流と言われている人たちは「当たり前のことをできるようになること」を常日頃から鍛錬している。

自分がパスしたいところに常にパスができるように、打ちたいところに常にいいショットで打てるように、投げたい場所に常に投げられるように練習しているのがプロであり、それを怠るのがアマチュアである。

この例えは良くアスリートの文脈で話されることが多いが、スポーツ以外のことにも勿論応用できるし、なんなら個人の日常のレベルでも十分使えるような話だと思う。

個人のレベルで話すのであれば、日常の当たり前は個人間によって差があるので、「自分が決めたことをやれる」ということが日常レベルにおいては当たり前に相当するだろう。

サッカーで好きなところパスを出せて、思う通りにトラップできて、狙い通りにシュートできれば試合に負けることがないように、僕の体験からすると「自分が決めたこと」をやれさえすれば大体のことが上手くいく気がしていて、大体の問題はこれができないことが起因していると思う。

朝起きれない、無駄なものまで食べてしまう、Youtubeをついつい見てしまう。

結局、自分を阻害する最大の要因は自分であることが多くて、すごいことをできなくて嘆いている自分は実は当たり前のところでつまずいている可能性が高い。

そして、ほとんどの人がここでつまずいているので、必然的にこの当たり前の部分さえできれば、大体の人よりは前に進んでいることになり、当たり前のことを当たり前のようにやっていればほとんどの場面で当たり前のように結果は出てくれる。

明日死ぬように生きる

『明日死ぬように生きる』という考え方はスティーブ・ジョブスによって世界中に広く普及した考え方だが、これは「行動の優先順位を毎日考えろ」ということを伝えていると同時に「今日やると決めたことをやりきれ」という隠されたメッセージも含蓄しているのかもしれないと感じた。

「悔いのないように毎日生きろ」というのも、最終的には「今日やると決めたことをやりきれ」というメッセージに行き着くし、「今この瞬間に集中しろ」というのも1日単位で見れば「今日やると決めたことをやりきれ」になると思う。

当たり前のことを当たり前のように。

これが一番難しいことなのですが、一番間違いないことだと思うので、基礎的で地味だけど大切なことを日々実践できるように努めたいものである。

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1997年の日本生まれ。