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無理できるなら無理した方がいい

「明日死ぬように生きろ」とスティーブ・ジョブスは言ったが、「永遠に生きるように生きろが正解だ」とピーター・ティールは言った。どちらが正解なのかと聞かれれば、どちらも正解であり、また不正解であるのだと思う。

大事なのは、自分の中でその両意見を噛み砕き、本質を考えてその間にあるグレーゾーンから自分なりの答えを導くことであると思う。ちなみに、僕はこの両意見を踏まえて「明日死ぬように生き、永遠に生きるような行動をとる」というのが一番良いという結論が一番自分に合っているという結論を出した。

実際、世の中にはこの手の矛盾のような格言の対がごまんとあり、大抵そのどちらもが本質をついていて正しい。故に、片方だけが引用されて誤解を生むようなことにもなってしまうし、2つに挟まれて人はあれこれと迷ってしまう。

最近、僕の中でもこの矛盾的な考えが錯綜していて、「生き急ぐ」のがいいのか「ゆったりと先を見据えて生きる」のがいいのかというところで色々と頭を悩ませていた。

生き急いで若い間に結果を出している人もいれば、それ故に早死にをして志し半ばで散っている人もいるし、ゆったりと地道に実力をつけて大器晩成と言われている人もいれば、最後まで芽が出てない人もいる。

この2つの両極にある考え方を自分なりに咀嚼し、色々と考えていた結果、「生き急げる時は生き急いでみたらいいと思うし、もう生き急げないと思ったら落ち着けばいい」という結論に至った。

今の僕の22という年齢は、客観的に見ればまだ無理をすればできてしまう年代であり、それがこの後無理をしようと思ってもできないという年齢に差し掛かってくるのだと思う。

今まで生きてきた22年間は常に「若い」時期であったので、無理をすればできてしまうが当たり前であったが、他の人の話や多くの偉人の生き様などを見てみると誰もがどこかで無理する戦い方を諦めて、老いを前提とした上での戦いをしている。

それは決して丸くなったわけでもなければ、戦うことをやめたわけではないことにも気がついた。若さを武器に無理して戦うのと同様に、今まで蓄えてきた知見や経験をうまく新たな体験と組み合わせていく「老い」の戦い方もまた立派な勝負の仕方であった。

しかし、だからと言って今の無理できる時間を「老い」の戦い方のための準備期間とするのは違うと思うので、今は体力が有り余っている人生のボーナスタイムなので、とりあえずは無理して「もうだめだ」と思うくらいまで生き急いでみることにする。

そのフェーズでしか見えないものが間違いなくあるので、大事なのは「今」しかできないことを極端にやることであり、結局は「今、この瞬間に集中する」ということである。

「後先考えずにやれる時にやる」

色々考えても、大体の結果はここに行きつく。結局は今できることは目の前のことを全力でやることしかないのだということをまた痛感させられた。

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1997年の日本生まれ。