鈴原 絵恋

『すずはらえれん』と読みます。 大学病院勤務の助産師。 助産師という仕事についてちょっ…

鈴原 絵恋

『すずはらえれん』と読みます。 大学病院勤務の助産師。 助産師という仕事についてちょっとお話しできたら。

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休職という選択。

社会人にとって、休職という選択に踏み切るにはかなりの勇気がいる。 職場に穴を開けるという罪悪感。 自分だけ休んでていいのかという罪悪感。 一度休んでしまったら、仕事に戻れるのかという不安。 社会から取り残される恐怖感。 私は助産師として3年目が終わろうという時期に、休職をした。 今思えば、身体は休みを切実に求めていただろうに、その決断が出来るまでに大層時間がかかった。真剣に辛いと感じ始めてから、数ヶ月の単位である。 ある日、私は『とにかく体調が悪い』『辛い』と師長に打ち

    • 助産師になったわけ。

      世の中には助産師として活躍している人が沢山いる。みんなそれぞれ助産師になろうと思った理由を持っているはずだ。今回は私の助産師になったわけを綴ってみようかと思う。 最初に断っておくが、私の持っている理由はどちらかというと不純で、他者に紹介するほど美しくない。 それでもちゃんと今日まで働くことは出来たので、必ずしも立派な理由がなくても助産師にはなれるということをお伝えしようかという意気込みである。世の中にはこんな助産師もいるよ〜、、という程度に眺めて頂けたらと思う。 看護師や

      • 無痛分娩について。

        『無痛分娩』という言葉は広く知られ始めている。 生田斗真がこの言葉にSNS上で触れてくれたこともある。あまりいい意味ではなかったが。 広く言われている定義や、知識とは少し異なる部分もあるかもしれないが、一個人の意見としてこの先は文章を作りたいと思う。エビデンスに基づくかは不明である、その点了承して読んでほしい。 わたしの勤務する病院では、 95%程度の妊婦さんが無痛分娩を希望する。 『無痛分娩をしたい』という視点で病院を探して、当院を選ぶ妊婦もとても多い。ほとんどそれな

        • 看護師、魔の3年目。

          働くというのは辛いことである。 天職という言葉もあって、仕事が好きで、楽しく働けたり、強いやりがいを感じられたり、自分に合っていると思える仕事に就けている人もいるだろう。 天職とまでは思えなくても、頑張ろう!と前向きに思える仕事に就けている人もいる。 私自身は小さい頃から憧れていた看護師になって、やりがいもある程度感じられる仕事であることは間違いない。 だがしかし、働いていて『楽しい』と思った瞬間は正直1秒もなかった。 それは全てがマイナスな意味というわけではない。私が何

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        休職という選択。

          今、このnoterが面白い! に取り上げて頂けたようでとてもとても光栄です。 https://note.com/sazakitoyomu/m/m5382a3e818f5 たくさんのスキやフォローをありがとうございます🙇🏻‍♀️

          今、このnoterが面白い! に取り上げて頂けたようでとてもとても光栄です。 https://note.com/sazakitoyomu/m/m5382a3e818f5 たくさんのスキやフォローをありがとうございます🙇🏻‍♀️

          整骨院に通い始めたんだけど、 今日は仕事ですか?とか休みですか?とかの些細な質問に対して、なぜか小さな嘘をついてしまう。

          整骨院に通い始めたんだけど、 今日は仕事ですか?とか休みですか?とかの些細な質問に対して、なぜか小さな嘘をついてしまう。

          将来の夢、、って。

          小さい頃によく語らされる『将来の夢』 作文も書いた、スピーチもした、英語でも書いた。 今の自分は小さい頃から考えると、将来にあたる年齢になっている。 当時の夢が叶ったか?と聞かれれば、明らかに叶ったのだが、なぜか釈然としない。 小さい頃の将来の夢は『看護師』だった。 それもなんの迷いもなく長い時間を経ても一択だった。 幼い頃に3ヶ月程度入院した。 激しい人見知りに加え、親が常にいるわけではなく、知らない大人達に囲まれた環境において寂しさは莫大なものだった。ナースコールを押

          将来の夢、、って。

          自己紹介、、的な。

          『自己紹介、、って。』 言わずもがな noteを始めてみようと思い立って数日の初心者なわけだが、どう振る舞ったらいいのか、皆さんの記事を参考に眺めさせてもらった。 まずは自己紹介するのが通例のようだ。 自己紹介 氏名:鈴原絵恋(すずはらえれん) 年齢:20代前半 職業:助産師 趣味:アイドルのオタクをすること ここまで書いて、私の手は止まった。 参考にさせてもらったみなさんは、もっともっと長く、流れるように、自分の情報を伝えていました。 『私』について最初に伝えたい

          自己紹介、、的な。

          最初の一歩。

          『noteってなんだろう。』 ネットで調べたいことを引くと、noteの誰かの記事が引っかかることが増えた。 参考になる意見もある。 自分とは違うなと思うこともある。 それがいいところだと思う。 自分は文章を考えることが好きだ。 決して得意とは思わないが、発信することをやめたら、文章を考える力も、伝える力も、語彙力も落ちてしまう。それがずっと恐怖であった。 助産師という仕事をしていると、人と直接接する機会には恵まれるが、人に伝える「文章」を考える機会がほぼない。 not

          最初の一歩。