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【シナリオ書いてみました】中空のさき

今回のテーマは「すすき」

これは、大変難儀しました。

この講座、何回かに1回は、必ず難儀するテーマを差し込んできます。

すすきなんて、もう数年はまともに見てない気がするし、すすきと聞いてお月見しか出てこない……

いっそのこと、ファンタジーにぶっちぎってやろうか……と考え込んでしまったほどです。

かぐや姫が、月からの侵略者に対抗して、すすきミサイルとか竹ソードとかで戦うやつ……

でも、ただでさえ、マンガ路線にはあまり関心のない講座のみなさんの前で、そこまでぶっ飛んだことをやっても、たぶん、ドン引かれることでしょう……と思いとどまりました。


いやあ、今回はお茶を濁しまくりましたね。

学級崩壊の話です。


あとあと、実は各テーマの狙いについて、教科書的なものにちゃんと記載があることに気づきました。

すすきは秋の季語です。季節感は映像を美しく見せ、ドラマを盛り上げます。時間経過に効果を表します。

つまり、舞台を土手なり原っぱなりにして、「夏は緑が生い茂っていたものが、秋になって一面すすきになりましたよ」ってことをやればよかったわけですね。

大はずししました……


先生からの講評

今回は、イベントで、いつもとは別の先生に講評を頂きました。
以下の通りです。

・バカにしていた担任教師への感情がすすきのエピソードを機に変化していく様子が優しく描かれています(生徒を主人公にしても描けるドラマです)
・主人公を際立たせ、学級崩壊ぶりを色濃く出すには、オープニングで、まず情景以前に主人公の戸惑いを書くのも一案です。例えば、主人公のセリフを分けても良いでしょう
・長セリフの場合、セリフの間に相手の反応など、聞き手の様子や話している人物の動作などを入れて、セリフを切るのもひとつです
・ラストシーンは、主人公で終わるようにしましょう。他の人物で終わると、その人物の葛藤する話になってしまいますので、要注意
・ストーリー性のある面白い作品だと思います。その中で、葛藤をしっかりと書いていくと、ドラマが動き出します

先生やまわりの受講生によって、気づく点や指摘される点が違うので、もし、こういった講座の受講を考えている方がいらっしゃれば、とことん各クラスを見学してみることをオススメします。


中空のさき 本編

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