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健康だけが取り柄だったのに⑤

無事退院し、体力をつけるために1週間時間をもらって、とにかく「栄養価の高いものを食べる」「よく寝る」を心がけて過ごした。
結果、ようやく一人でフラフラせずに歩けるようになった!よかった!

そして恐れていた2回目の抗がん剤。
私の治療スケジュールは、3週間に1回抗がん剤を打つサイクルを【最低6回】・【最高9回】を目標としている。
もちろん、途中で体調がすぐれなければスケジュールには変更がある。
さらには、通院で化学療法を行うため、自宅で療養しなければならない。

採血室は相変わらず混み合っていて20分待つのはザラで、夢の国でスタンバイするより短いが地味に待ち時間長い…
採血結果は、肝臓の数値も良く栄養の値も平均値に届きそうだった。
主治医の先生がニヤニヤしながら「緊急入院した時ね、稀に見るくらい白血球値が低かったんだ」って教えてくれた。
いやいや、そんな嬉しそうに言われても…

肝臓が調子悪いため、肝硬変にならないように投与する量を減らして、化学療法を行う方針でとりあえず回数を重ねるように言われた。
まだまだ手術はできない、治すより「生かすための治療」をどれだけこなせるか。

2回目の抗がん剤治療は、前述に記載した通り外来化学療で行うため、治療室でリクライニングチェアか、ベッドか選べる。
今回はリクライニングチェアに誘導されて、点滴をすることに。

そして、毎回の課題は「太い血管が見つからない」問題。
看護師さんが2回失敗して、先生登場で利き手の甲に刺された…

今回はインフュージョンリアクションもなく、無事4時間弱で点滴を打ち終えた。
途中、薬剤師さんから今後の副作用スケジュールと、前回の副作用の聞き取り。
看護師さんからCVポートの提案をされてしまった…ポートか、体に異物入れるの嫌なんだよな…
そして、嫌だ嫌だ言っていたポートを数ヶ月後入れることになる…

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