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【第1回】webディレクタースキルとしてのSQL

こんにちは、普段はかにぱんのオスとメスを仕分ける仕事についているwebディレクターです。
アイキャッチ画像はSQLじゃないです。ごめんなさい。

会社のアドベントカレンダーで、ディレクターの方がめちゃくちゃいい記事を書かれていたので自分も書きたくなりました。「パクんな」と言われたらマジで平謝りします。ごめんなさい。

対象とする読み手

ここでは下記の方を対象にお話を進めます。
・いわゆるなんでもやる人としてのwebディレクター
・サービス/プロダクトの営業さん
ほかにも、
「基本的に数値管理はGAだけだぜ」「サービスを伸ばす立場なんだぜ」
「おにぎりが食べたいぜ」という人にも役にたつかもしれません。

SQLとは何か

webディレクターなら聞いたことがあるはずのSQL。取り急ぎ今は「データベースをいじる言語」という認識で大丈夫です。

アカウント情報…登録したユーザーの情報…ユーザーのコンテンツ…。
サービスを運用していると、とにかく大量のデータがたまります。
そのデータをためているところをデータベースと言います。
このデータベースくんを作ったり整理したり削除したり探したりなど、操作を加えるのがSQLくんなのです。(ちなみにSQLは何かの略語ではないってWikipedia先生が言ってた)

なんでディレクターがSQL書くの?

「そんなのエンジニアさんに任せればいいじゃん。学習コストたかそう。」
確かにお勉強する必要はありますが、SQLを学ぶべき理由は3つあります。

1.別にそんなに学習コスト高くない
エンジニアのようにSQLをかけるようになる必要はありません。これは次回詳しく説明するのですが、ディレクターの立場で必要になる構文はたかが知れています。なのでお気軽に勉強してみましょう。

2.ドメイン固有言語ならではのとっつきやすさがある
ドメイン固有言語とは、特定の分野に特化した言語です。SQLもその一つで、こいつの場合データベースの操作が得意な反面、画像を読み込んだり文字を出力したりはできません。データベースだけに特化した専門の言語です。
なのでさっきの学習コストの話とも繋がりますが、覚えるべきことが他のプログラミング言語よりも少ない、そして覚えてしまえばそれでもう使えてしまうという習得のしやすさがあります。

3.分析の幅が広がる
みたいデータが常にGoogleアナリティクス上にあるとは限りません。
PV,UUは簡単に確認することができますが、じゃあどんなユーザーがCVしてそのユーザーの月間ログイン数はどのくらいで…ということが知りたいとなると、GAにはお手上げになってきます。
ディレクターという立場上、PDCAを回すために多角的なデータが必要になることが多いと思います。そんな時に逐一エンジニアさんにお願いしていたら最初は笑顔の彼も最終的には範馬勇次郎みたいになることでしょう。
エンジニアの背中が鬼の形相になる前に、自分で欲しいデータを扱えるようになっておくべきです。

【まずはじめに】開発環境構築をしよう

そんなSQLを使って操作するには、他のプログラミング言語同様開発環境が必要になります。

オススメなのは無料の場合はMySQL、有料でよければredashです。

普段会社でredashを使用しているのですがマジで神。
GUIなので非エンジニアにもとっつきやすいです。ただ最初の構築はエンジニアさんと一緒にしようね。アクセスすべきデータの定義とか相談するようにしよう。お兄さんとの約束だよ。
MySQLはフリーだしドキュメントも豊富だからとっつきやすさはあるかもだけど、あくまでも想定利用ユーザーはエンジニアだからいきなり使いこなすのは少しタフい感じです。
インストールは下記の記事を参考したらすんなりいった(ただしMac)
Macでmysqlを扱う方法

【それすらめんどくさい人へ】
初心者向けプログラミング学習サイトを利用しよう

環境構築なんてやってられねえ!本当にSQLが俺に必要なのかまず知りてえんだよ!とりあえず触るだけ触らせろ!という人には下記の学習サイトでまずは肩慣らししましょう。環境を構築する必要がなく、実施に手を動かしてSQLを書くことができます。

Progate 
プログラミング初心者向け学習サイト。無料で始められますがSQLの場合「SQL Ⅱ」の四則演算から有料になります。でも月額980円(税抜)だし他のプログラミング言語も学べるのでお得。1回300円でなにも得られないデレステのガチャとは大違いだよ!

SQL Zoo
完全無料でSQLが学べる良サイト。海外のサイトだけど一応日本語も対応してます。。しかしProgateのようなチュートリアルとかはなく、ストイックにゴリゴリSQLを書かされるのと見本回答がないという鬼っぷり。でも検索するとQiitaとかに上がってるからどうしてもわからないときはそれを参考にしましょう。

さて、これで実際にSQLをいじれる環境になったかと思います。
ではSQLでなにをすればいいのか?どこまでかければいいのか?
それらについて次回書いていこうと思います。

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