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自分を嫌いになるのが得意なわたしへ

自分を嫌いになる、という感覚をいつから抱いていたのだろう
むしろ、自分を好き、という感覚など持ったことがない。そんな感覚を解りたいとも思わない

気持ちが悪くなるほど、ひとり反省会が得意だった
誰かと会ったり、話したあとは自分の言動の一言一句を、揚げ足を取るように振り返る
まるで、誰にも文句を言わせないように

ここまで、自己否定が過ぎると、逆に他人からは自己顕示欲が高く見えるらしい。うるさい話だ

自分の一言一句は覚えているのに、他人の一言一句は覚えていないことに、他人から見ると腹が立つらしい。まったくうるさい話である
他人の一言一句まで覚えていたら反省会は終わらないし、立ち直るまでの時間がかかりすぎる

忘却は生き延びる為の本能だ

世の中は蝉のようにつべこべうるさいのである
それでも、自分が自分自身に一番うるさい
それは生き延びるための防衛本能かもしれない
まったくもって厄介な生き方である

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