ひとりぼっちの東京
誰もいない東京の街
遠くにキラキラ輝くビル群が見える。そこにはたくさん人がいるのに、わたしという人はまるでひとりのよう
ひとりでも大丈夫と夏風が吹く
お腹がいっぱいなはずなのに何かが物足りなくてコンビニに寄る
食べたいものはないのにせっかく来たので勿体無いと、無理やり季節外れの肉まんを買った
やっぱり失敗したなぁと少し冷えた肉まんを頬張る
誰にも言えない感情を抱え、溢れ出たものの行き先は何処か
憧れのあの東京の歌のように過ごせたらいいのに
そうやってトボトボと夜の街を歩いても歩いても、北極星はずっと同じだし、まるい月は足元を照らしている
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