自分が会食恐怖症だと知った話①


会食恐怖症、知っていますでしょうか。
私はつい最近まで知りませんでした。
そしてまさかそれに自分が当てはまっているとは。

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振り返ること小学校3年生頃。きっかけは給食だった。
数か月に1度、給食を作ってくれている栄養士さんと一緒に食べよう!
というイベントがクラスごとに回ってくる、というもの。
馴染みのあるいつもの教室ではなく給食室に近い特別な教室で
栄養士さんが回ってきて残さず食べなさい、という時間。


今でも忘れない、天敵!ピーマンの肉詰め!

3年生の私はピーマンが食べられなかった。
しかも小柄で小食、かつ食べるのが遅い私には
通常の給食でさえ食べきるのは大変だった。
13時にはごちそうさまでみんな食器を片付けて
出ていくのに残って食べ続ける。

栄養士さんが近づいてくる。話しかけられる。
「残さず食べなさい。食べたら終わるのよ。」

当時の私はピーマンの肉詰めだけでなく
ほかのお皿も残っていた。無理。食べられない。
残って食べていたクラスメイトも5人、4人、3人、、
どんどん減っていく。
掃除が終わった友人が心配で覗きに来る。
しかし栄養士さんと私、1対1。
食べられないものは食べられない。でも内気で静かだったので
無理だ!と投げ出すこともできず泣く。
涙は出るけど当時はそれでも許されず。
苦痛の時間は続く。
、、、結局食べられず許されるのは5時間目が始まる数分前。
掃除免除されてラッキー!なんてそんな考えは微塵もなくて
本当に苦痛で数か月に1回の苦痛な時間でしかなかった。



それが一番古い一番辛い給食の記憶。
給食を食べる時間が日によっては10分~15分の時もあったりした。
記憶上では完食した日なんて小学校中学校で合わせても10回あるかな、
というくらい。ほぼ当たり前に残していた。
小柄で小食、食べるのが遅い、という周囲からのイメージで
栄養士さん以外からは怒られたりすることもなく
とりあえず残すことに関して言われることはなかったのが
不幸中の幸い。
クラスメイトもこの人は毎日残す人だと知られて
特に何も言われなかった。今思えばクラスメイトに感謝だな。

これが、きっときっかけの話。

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