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ネット投票

この前大阪府知事選がありましたが、いちいち投票所に行くのが面倒臭いのでネットからでも投票できるようにしてほしいなと思っていました。
ネット投票を導入している国はあるのか、何故日本はネット投票が進まないのか気になったので調べてみました!


ネット投票を導入している国の1つがエストニアだそうで、国政選挙で全ての国民を対象にして導入しているそうです。
ソ連から独立して以降、外国で生活する国民が急速に増えたそうですが、在外公館を増やす事ができなかったそうです。
こうした人達の投票の権利を守る為にどこからでも投票を可能にしようとネットを通じて投票を行うという発想になったそうです。
冬の寒さが厳しいので、天候等にも左右される事なく投票できる点でも適しているそうです。


しかし課題もあるそうで、その1つ目は誰にも強制されずに自由な意思で投票できるのかという事だそうです。
候補者が特定の場所に支持者を集めて、「見ているのでこの場で投票してください」という事ができてしまうそうです。
又、老人ホームでどれだけ自分の意思が反映できるかわからないお年寄りに対して投票を半強制的に行う事もできるそうです。
エストニアでは選挙期間中、何度でも投票をやり直す事ができるそうです。
強制的に投票させられたとしても、後で投票をやり直せる余地を残す為だそうです。
しかしこうしたやり方について総務省の研究会は慎重だそうで、ネット投票だけをやり直せるようにするのは日本では馴染まない等と否定的な考えを持っているそうです。


もう1つはシステムを安定的に稼働させられるかどうかだそうです。
ネット投票の場合、二重投票を防ぐ為にそれぞれの市町村で管理している有権者のデータをネットワークで繋ぎ、誰が投票したかを把握できるようにする必要があるそうです。
しかし研究会の出席者からは、投票で情報のやり取りが集中した場合、システムを安定的に運用できないのではないかという指摘が出ているそうです。
一方で国が有権者のデータを一元的に管理し、自治体に負担をかけないような形もありうるのではないかという意見もあるそうです。


やっぱり海外は日本より進んでいるんだなと思いました。
デメリットもよくわかりましたが、総務省の研究会は足を引っ張っているような気がします。
まずは市議会議員選ぐらいから実験的に導入してみてはどうかなと思います。

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