見出し画像

人民寺院

みなさんは人民寺院という宗教をご存知でしょうか?
1955年にアメリカで創設されたキリスト教系宗教で、創設者はジム・ジョーンズです。
おそらくゆとり世代かそれより下の世代は知らないかもしれませんが、僕は宗教学とかの本で人民寺院を知りました。


当初は貧困層や黒人に向けた布教活動を行い、差別解消・人種融和と貧富の格差解消を説き、福祉活動に精を出す真っ当な組織だったそうです。
しかし訪問販売と心霊療法でお金を稼いでいたそうなので、壺を売るどこぞやの宗教の手口に似てますね(笑)


1973年に教団はアメリカから南米のガイアナに移転したそうで、ジョーンズタウンという東京ドーム3つ分の大きさの町を作ったそうです。
ここはジョーンズのやりたい放題の町で、ラジオやテレビと言った外部の情報を得る物は無く、強制労働と性的搾取のみで構成された、隔絶された要塞だったそうです。


この頃元信者の告発等があり、アメリカ国内で人民寺院の批判が広まっていたそうで、1978年に下院議員のレオ・ライアンが報道記者と共にジョーンズタウンの視察に行ったそうです。
しかし視察最終日にライアンや数人の記者が信者達に殺されたそうです。


このままではアメリカ軍が来て襲撃されると悟ったジョーンズは集団自決を決意します。
ジュースに毒を混ぜた物を信者に飲ませ、逃げようとする信者は射殺され、ジョーンズは銃で自殺しました。
中には死んだフリをして生き残った信者もいたそうです。
914人が亡くなったそうです。


ネットで「死のテープ」という集団自決の音声があるのですが、段々と信者の泣き声が無くなっていくのがグロかったです、、、

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?