闘争・逃走本能

嫌いな人が近づいてきたらストレスを感じたり、将来に不安を感じたりする事ってよくありますよね。
これは闘争・逃走本能が働いているからです。

太古の昔に人間は狩猟をしていました。
狩猟の時は常に肉食獣に遭遇するリスクがあるので、肉食獣に遭遇した時に上手く対応できるように、闘争・逃走本能が人間の本能として身に付きました。

身体的な反応としては、
・心臓、肺機能強化
・体の多くの部分の血管収縮、 筋肉向けの血管拡張
・脂肪やグリコーゲン等の代謝エネルギー源の放出
・胃などの消化機能阻害・停止
・排便
・膀胱の弛緩
・勃起不全
・涙腺と唾液腺の阻害
・瞳孔散大（散瞳）
・聴覚喪失
・周辺視野の喪失（視野狭窄）
・脊髄反射の脱抑制
・振戦（ふるえ）
・手足脇の発汗
・顔面の皮脂の漏出

感情的な反応では
・冷静になろうとする
・気を紛らわせる
・思考停止
・ストレスから敬遠する
等の反応が出ます。

今の時代は肉食獣に遭遇するリスクが無くなったので、闘争・逃走本能が悪い方向に働くようになり、不眠症や精神疾患の人が増えるようになってきました。

ストレスが溜まってきたら、運動等をしてストレス解消をした方が良さそうですね！