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みえる障がいとみえない障がい〜ADHDの話〜

先日は
みえる障がい(左手のお話)について書きましたが
今日はみえない障がいについて書いていきます。 


わたしは発達障がいのADHDがあります。
不注意、多動(体も脳も)、ワーキングメモリーの低さ、過集中、感覚過敏など
子どもの頃はあまり気づかなかった困り感が
大人になって
「じぶんを生きる」と自分軸を大切にし始めてから
すごく目立つようになり、
生活や仕事で困難さを抱えるようになりました。
結果、3度の鬱になり、
現在は躁鬱病とADHDの薬を飲みながら
カフェを経営しています。


自分を生きると決めるまでは
人が引いたレール通りに
感受性が豊かなことをフル活用して
察してひとが求めることをやることに
集中していたから
マニュアルどおり
できないなりにも
やっていけば
なんとかなってきたんだと思います。



それが、
自分を生きると決めて
他人軸に振り回されなくなると
今度は収集がつかなくなり
できないところが見え始めました。
そして起業して
すべて自分たちで
マニュアルをつくるところから
手探りでやることになり
正直パンクしてしまったのです。
あまりにできないことが多く
とても集中していないとミスが多発するように
なり心も体も疲弊しました。


子供も産み、
子育てをしながらの経営
今後のことを考えたとき、
自分の特性をはっきり知って
対策をとっていかないといけないと
自覚して心理検査やADHDの検査を受け
今に至ります。


見えない障がいを持つわたし
自分は障がいをもっているから
ダメな存在なのか、
将来が不安なのか、
それは全くありません。
むしろ、
発達障害は脳の特性。
もはや脳の多様性だと捉えています。



なのでこうやって自分がADHDであること、
躁鬱であることを公表し、
発達障害があろうがなかろうが
自分を生きることができ、
好きなこと、やりたいことを軸に生きていけると
発信していきたいのです。



まだまだ
障害という名前がついてしまうからこそ
偏見や差別もあると思います。
例えば、お子さんが「障害児」と呼ばれてしまうことにショックを受ける方もいると思います。
けど、大切なのはその子、その人自身をみていくことだと思います。
障害があろうがなかろうが、
1人の人としてどんな多様性があるかを
見つめる。

困ることがあるならば
きちんと特性を理解して
その子の強みと弱みを知ったうえで
工夫する
そうすれば
見えない障がいも
自分らしさとして輝かせることができると
わたしは信じているんです。



みえる障がいと
みえない障がいをもつわたし。


障害というイメージが
変わっていくことを
願っています。

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