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わたしが下着に求めたこと 〜あれもこれも満たしたい〜

こんなアンダーウェアが欲しいなという要件がはっきりと定まったのは、ちょうど1年くらい前の2019年夏。
まずは、そこに至るまでの変遷を数回に分けて書いていきたいと思います。

MUUGIの第一弾アイテム、シルク100%のカップ付きアンダーウェアは、以下の3つのコンセプトからできています。詳細はこちら↓。

1. デイリーに使える、高機能な天然繊維シルク
シルク100%, しかもペラペラのシルクではなくて、きちんと上質感があるシルクであること。そしてお手入れがしやすいシルクであること。具体的には、出来る限り家庭の洗濯機で洗っても品質が保たれやすい糸を選ぶこと。

2. 締め付けず、心地よい。ノンストレスなフィット感
まずはとにかく身体を締め付けないこと。
でも、ゆるゆる〜だとオフの日用になってしまうので、オンの日でも着られるくらい身体に合わせてピタッとフィットしてくれること。
実感としてまるで着ていないかのように楽で、気持ちよく肌に馴染んでくれること。

3. 1枚で着ても、インナーとして着ても。スタイリングの良き脇役となるデザイン
見えても出しても恥ずかしくない、スタイリッシュなデザインであることが大前提。
また、薄い洋服への響きも気にしたくないので、レースやリボンなどの装飾はなし。
そのうえで、毎日のコーディネートを考える上で、「これがあればあの服着れるな!」とついつい手が伸びてしまうようなものであること。

この3つが、商品開発を始めるにあたってどうしても譲れないものでした。

「この3つの中で、売りを1つに絞るならどれ?優先順位をつけるなら?」
と言う人もいるかもしれません。
でも、わたしにとってはこの3つ全てを満たしたものを作ることこそ意味があったのです。
逆にいえば、この3つを満たしたアンダーウェアがこの市場に無いと思ったからこそ、作るしかないなと決意をしたのでした。

この3つの要件は、自分自身の生活の中から浮かび上がってきたものです。10年以上をかけて、最初は自分でも気づかないくらいぼんやりと、そして次第に言葉にできるようにはっきりと意識できるようになりました。
それぞれは関連があるというよりも、自分自身が会社員として社会生活を送るなかで、別々の文脈で自然と産まれていったものです。

次回はこのそれぞれの要件が育った背景についてお話します。

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