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未受診妊婦で出産するまでのおはなし①

2023年1月のお話し

わたしは出産を経験した。
自然分娩。だけど未受診妊婦だった。
1年4ヶ月とちょっと経ったいまでも
出産の数日前からのことは鮮明に覚えている。
そんなおはなし。
かなり拙い文章だし、読みづらいかと思うけど
呼んでくれたらうれしい。

センシティブな内容だし、
自分でも悪かったと思ってるから
攻撃的なコメントはできればやだなぁ
(大してフォローされてないのに何言ってんだか🤷🏻‍♀️)

まず、未受診妊婦について
正直自分がなるなんて思ってもいなかった。
ドラマの中とほんとに極わずか一部の人だと思っていた。
極わずか一部になってしまった。
当てはまることはなかったが、
わたしが出産する1ヶ月前とかに
妊娠に気付かずいたハタチくらいの子が
お家で出産して、キャリーケースに赤ちゃんを入れてクローゼットに隠してて赤ちゃんは亡くなっていたというかなりショッキングなニュースもあった。

そのニュースをみたとき、
「ありえんし、お腹出てきた時点でわかるだろ!」って母と一緒に言っていた。

1歩まちがえたら(? 表現があってるかわかんないけど)わたしもお家出産だったかもしれなかった。

わたしがなぜ気付けたのは生まれる2日前。
信じられないくらいの腹痛がきた。
いま思えば陣痛だったんでしょう。
腹痛の予兆はあった。産まれる6日前から腹痛はあった。
でも夜寝る時だけだったし、日中は仕事してれば紛れた。
そのときの仕事はほぼ在宅だったから、最悪横になることもできた。
そしてわたしは病院が嫌い。だからちょっとやそっとお腹が痛いくらいで病院に行くことはない。

でも母はずっと妊娠を疑っていた
あのときちゃんと母の言うことを聞くべきだった
「ちょっとあんたお腹出すぎじゃない?妊娠しとらん?生理きとるの?」
散々聞かれた。でもそのとき妊娠なんて信じたくなかったから「しとらんわ!きとるし」と大嘘こいてた。ほんとはずっと来てないのに。
そこまでわたしに言われたら母もこれ以上突っ込みようがないからなんにも言ってこなかった。

今回の妊娠に気付かせてくれたのは母だった。
あまりの痛がり方をする私に
「いい加減病院行きなさい!あんたが来るまでママも病院で待っとるから」とLINEがきた。
ブチ切れとるやん。。たかが腹痛で病院て。。
とは思いつつも、まあまあ痛かったから
仕事終わりに近所の病院に行った。
妊娠とは思ってないから(そんなわけないという強い念もあったけど)内科に行った。

診察でいつから痛いのかとか
どのへんが痛いのとか触診されたりもした。
「触った感じだと分からないのでエコーで診てみます。前でお待ちください。」と言われた

エコーの準備ができて部屋に呼ばれて入った。
この辺ですか?こっちはどうですか?と
聞かれながらエコーでグリグリされていた。
「あれ?え?ちょっと待って??」
先生と看護師さんが慌てだした。

「あれ?赤ちゃんじゃない???これ心臓だ」

そう言ってわたしに画面をみせてきた。

内科のエコーだからはっきり顔とか体がはっきりは見えないけど、間違いなく動いているものがあった。

先生と看護師さん以上に焦った。

彼氏とはもう別れていたから

連絡も取ってないし、酔ったときに送ったLINEなどは全部無視されていた(ブロックはされてない、今も。)

どういうリアクションを取ればいいかもわからず
泣いてしまった。

察した看護師さんは肩をさすってくれていた。
先生は構わずエコーを見ながら
「奥さんの妊娠してるときに、練習でみただけだし内科の先生なのであんまりわからないんですけど、もう大きくなっていると思うので明日にでも産婦人科を受診してください。」と言われた。
(受診した病院は産婦人科がなかったので。)

診察室を出て、待ってくれていた母に伝えた。
「ほれみろ、言ったが」そう言われた。
その通りすぎてなにも言い返せなかった。
普段からいろいろと厳しい母だけど
何も言わず俯くわたしにこれ以上何も言ってこなかった。

病院の会計とかもろもろ終えて近くのファミレスに行った。無言だった。
沈黙を破ってくれたのは母だった。
「これからどうすんの?子どもは産むの?」
「おろせるならおろしたい。わたしには育てれんし。実感もなさすぎて真っ白すぎてなんも出てこん」
「ママもだわ」
会話が途切れた。

ずっとふわふわしながら仕事のことを考えていた。
何を思ってか月曜~金曜の昼間は某キャッシュレス会社の営業+夜はスナック+前の会社と昼職のつなぎのつもりが辞めれずだらだら続けてた土日祝のみのカフェ店員
とりあえずスナックは休まなかんのか?
酒飲めんのだよな??
昼の営業職は??いやいや人おらんし、アポあるし、わたし同期で1番遅れてるし!
カフェは?まぁこっちはなんとかなるか。。
とかほんといろいろぐるぐる頭で巡っていた。

水をもってくる店員の声もぼやぼやしか聞こえてなかった。
頼んだごはんもたぶん残してしまった。

「とりあえず明日産婦人科行きなさいよ、てかママも着いてくし」
「明日もアポあるから仕事終わり行く」
「大丈夫なの?」
「言うほど痛くないもん。大丈夫。」
また大嘘こいた。

翌日会社に向かってる道中、母からLINEが来た
「今日、雪降る予報だし、暖かくして出勤しなさいよ」
「仕事おわり、○○駅で待ってるからね」
「不安がいっぱいだと思うけどママは一緒にいるから、何かあったら連絡してよ」
「なんもなくても連絡してね」

偉大すぎた。また泣いた。

無事にアポもおわり、1日の最後にあるミーティングも参加してから会社を出た。

エレベーターをおりた時、とんでもない量の水が股から出た感覚があった。でも知識がなさすぎてなにかわからなかった。たぶん破水だった。

とりあえず待ってくれていた母と合流して
タクシーで病院へ向かった。

問診票を書いて出したら待っていた人も居たのに抜かして1番に診てもらった。

診察室には髪の毛が黒の野沢雅子みたいな先生がいた。わくわくすっぞって言わんかなーとか思ってた。(最低すぎなの自覚あり)

「もう子宮口3cmだねえ。今日産まれると思う」
そう言われた
こっちはまだおろせるくらいのタイミングだと信じ込んでいた。

「今日誰と来てますか?」
「母です」
「お母さんすぐ呼んできて!説明するから」
ダッシュで看護師さんが母を呼びに行ってくれた

母が診察室に入ってきて説明を受けていた
もう子宮口が3cmくらい開いてること。
今日の夜には産まれるだろうということ。
いまから受け入れてくれる総合病院を探すからタクシーを呼ぶようにと。

焦りきっていたのも束の間に
先生からの指示を受けていた。
ほんとに偉大すぎた。

受け入れ先の病院が決まりタクシーで向かった


ぶっ通しで書くつもりだったけど
長すぎるからこの辺で。

続きは書ける時に書く。(今週中!絶対!!)

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