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大事を小事の犠牲にしてはならない:2021年の目標

時間が過ぎるのは本当に早いもので、もう、2021年も1ヶ月が過ぎようとしています。

年明けに掲げた今年の抱負や目標、覚えているでしょうか?

正月休みにじっくり立てた目標は、忙しい日常が始まると、とっさに後回しになります。そして、目標から目を逸らしている「罪悪感」を目の前にある大量のタスクが癒してくれます。

この状態が続くと「罪悪感」も感じなくなり、麻痺状態。

そして、2022年元旦。また同じ目標を立てる。

そんな無限ループからは1秒でも早く逃れたいものです。

大事を小事の犠牲にしてはならない。                                       
by ゲーテ

自分にとっての「大事」はなにで、「小事」はなにかを分別するには、ゴールを見つめ続ける事が必要だと思います。

そこで、1ヶ月越しに2021年の目標を記録することにしました。

自分の備忘録用ですが、目標を立てる際に意識していることを最後の章で紹介しています。


アートボード 2@2x-50


デザインスキルを上げる

現在、私はWebデザイナースクールで技術を教えています。そして、フリーランスのデザイナーでもあります。

個人事業者登録の屋号が「muu」です。

無から有をを創り出す。ゼロから形にする仕事への憧憬、尊ぶ気持ちが込められています。

無から有を創り出すことは、経験すればするほど難しいと感じます。探求に終わりがありません。この終わりのない軌跡において、現在、自分に足りないと感じていることは「再現にする力」だと感じています。他にもたくさん足りないことばかりですが、今年は「再現する力」を伸ばしていきたいと思います。

今の私に必要な「再現する力」とは
❶ 人を巻き込む力
❷ デザインツールを扱うスキル

想い描いたものを再現するには、一人ではできなことがあるので人を巻き込むことが必要です。孤独を楽しみながら制作をすることも大事です。ですが、自分よりできる人がいて、いつでも頼める状態であることを分かっていながら、一人でやる事に固執し過ぎると、最善のものづくりはできないと考えています。

そして、デザインツールでの表現技法を増やしていくこともとても大事です。

今年は、この2つに因数分解される「デザインスキル」を上げていきたいと思っています。

【目標】  
2ヶ月に1つ制作物をつくる。
【アクション】  
❶ 副業の案件もしくは、自主制作物どちらかを制作する。
❷ 1回以上、第三者からフィードバックをもらう。
❸ 制作物の半分は人を巻き込んで制作する。


1日1発信する

「他人の原動力となる人生を生きたい」

そんな人生に、私は憧れています。

出生地、家庭環境、見た目などは自分で選択することができません。

しかし、出会いや経験は自分で選ぶことができます。

私は、たくさんの素晴らしい人との出会いにより、その人の努力する姿や考え方、感じ方に触れ、励まされ、自分自身の原動力にしてきました。

自分もそんな人になりたい。

そのために「ただ生きているだけ」では達成できません。他人の原動力となる「生き方を創る」ことと、それを届けるために「表現」し「発信」する必要があると思いました。

この目標は抽象的で、自分の人生をかけて解像度を上げていくのだろうと思います。

自分が定義した「他人の原動力になるための方法」が正しいのかもわかりません。ただ、それを検証することに価値があると信じているだけです。

【目標】  
1日1発信する。そのために挑戦し続ける。
 
【アクション】  
❶ トピックは、デザインに関するトピック、読書レビュー、日記、振り返り、勉強したこと、活動日記など。

❷ 発信方法は、
Twitter、Instagram、note、社内のSlack。


世界の料理のレシピを発信する

コロナ禍で新たにできた趣味があります。

世界の料理をつくることです。

招待するゲストに「国」を選んでもらい、作る料理は私が選びます。去年作ったのは25ヵ国の国の料理でした。

イタリア、フランス、中国、ベトナムと、日本でもお馴染みの国の他に、サウジアラビア、南アフリカ共和国、アルゼンバイジャン、ベネズエラなど、馴染みのない国の料理まで、行ったこともない国の料理を、料理本やYoutubeや現地人のブログを参考にしつつ、想像スパイスを加えて作ることを、心から楽しんでいました。

そして、2021年は2020年に作ってお終いにしていた料理のレシピを書き留めることにします。実は毎月3つのレシピを記録することを目標にしていましたが、1月は早速未達です...。

でも諦めません。将来、世界の料理図鑑なんてものを出版できたらいいなと密かに願ってみます。

【目標】  
30つのレシピ記事を書く。
【アクション】  
❶ noteに過去に作った料理も含め30記事書く。

❷ 月2〜3記事目標に書く

❸ 1ヶ月に1ヵ国ずつ新しい国を増やす。


自分の役割に誠実に向き合って結果を出す

私の所属団体は以下の通りです。

❶ Webデザインスクール(本業)
❷ フリーランスデザイナー(副業)
❸ フルダイブVRで未来生活体験を目指す有志団体(広報担当)
❹ 100%ヴィーガンコスメブランド(アンバサダー)

素敵な人との出会いを通じて、さまざまな挑戦の機会や環境をいただいているなと感じています。

どの活動にも共通していることは、立ち上がったばかりの組織であることです(副業もしかり)。

比較的自由度が高く、何かを成し遂げたければ、高い当事者意識と主体性が求められます。

未熟な組織なので、成長に速さを求めるのであれば、小手先のテクニックやノウハウを適用すればよいのでしょう。ですが、「よりよい」サービスや組織を目指し、新たな価値を創造するためには、「良い」とは何か、何を尺度に「良い」状態を測るか、から考えなければいけません。

既存にある「良い」に捉われず、私たちが目指す「良い」が何かに誠実に向き合い、肩書きだけではない「役割の成就」をしていきたいと思います。

未知数な組織ばかりなので具体的な目標は立てずらいですが、役割を創ることをその役割の中で誇れる成果を残せたらと思っています。

【目標】  
各組織で役割を1つ以上つくり、成果を出す。
❶ 本業:チームリーダーに昇進する。
❷ 副業:50万円稼ぐ

 テック系団体:SNS運用の提案をしフォロワーを増やす。
 コスメ企業:商品開発の企画提案をする場に参加する。
【アクション】  
❶ 本業:よりよいサービスにするための提案を月1回以上する。

❷ 副業:クライアントとの継続契約のために+αの提案をする

 テック系団体:SNS運用の提案をしフォロワーを増やす。
 コスメ企業:商品開発の企画提案をする場に参加する。


目標を立てる上で意識したこと

まずは、2020年を振り返ることから始めました。

そして、目指したい未来の姿を言語化します。

「未来の姿を言語化する」には今の自分を向き合うことが必要です。

この言語化されたものは、死ぬまでブラッシュアップされ、書き換えられるものだと考えています。ですが、今の自分が知っている手持ちのコトバで表現するとしたら何なのかを書き留めることで、ぼんやりした未来が少しだけ鮮明になっていきます。

人はイメージできないものを目指すことはできません。言語化したり、絵に描くなど、目指したい状態を想像してそのイメージを記録することは、そのイメージに向かうために考える原動力を与えてくれます。

人間は必ずイメージをもとに思考している       
by アリストテレス

私は友人や尊敬する先輩に質問をしてもらったり、コーチングサービスを利用することで思考を深掘る機会を作りました。ですが、それ以上に誰にも邪魔されずに1人で考える時間は大事です。

そこまですると、今と未来の姿のギャップが見えてきます。

たくさんあるギャップの中から、今の自分が置かれている環境や組織で埋められるものをピックアップします。さらに、この1年でやることを5つ以内に絞ります。

そして、どのような状態を目指すのか、そのために何をどこまでどうやるのか、アクションプランを決めると良いでしょう。

最も大事なことは、自分自身を知ることです。

何をすると嬉しいのか何をすると悲しいのか、どのような時に楽しいのか、何に憧れるのか、そしてそれはなぜなのか...。

探求に終わりはない。すべての探求の最後は初めにいた場所に戻ることであり、その場所を初めて知ることである        
by T・S・エリオット

正直、とても時間がかかります。1日カフェで集中して作業しただけでまとめられるものではありません。

私もまだ、探求の最中です。

今年も、今まで知らなかった自分に出会うことがとても楽しみです。


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