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#読書レビュー

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忙しいビジネスマンのために5分で読めるように本をレビューします!分厚い本でも5分以内で読める分量に要約しています。自分なりの考察とアクションプランも記録します。もっと気になる!ぜ…
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三浦綾子に同感だなんて、私は古風な女かもしれない:『愛すること信ずること』

『氷点』の作家、三浦綾子さんの作品の中で初めて読んだのが『道ありき』だったと記憶しています。 真っ直ぐ率直な口あたりの文章にのめり込んだ記憶があります。がんや脊椎カリエス、パーキンソン病などで闘病生活をしていたと思えないほど、真の強さを感じさせる文章です。 三浦綾子さんの生涯を綴った『道ありき』を読んだからなのか、今回の『愛すること信ずること』のに綴られた言葉一つ一つに深い共感と感動を覚えました。 愛すること信ずること [著] 三浦綾子 講談社 1984.08 ----

新しいものを守る組織:『ピクサー流創造するちから』

アニメーションや絵画、映画などの「作品」を観ながら、私がよく思うことがあります。 「あんなアイディアはどこから降ってきたんだろう。」 なぜか、自分には不可能だと思うことは「天から降ってきた」だの「才能」だのといったラベルを付けたがります。 きっと自分ができない理由を自分の中にではなく、相手の中や環境にあると思いたいから、なのではないでしょうか。 少なくとも私は、そう思うことがあります。 才能だと思い込めば、努力しても才能がある人には叶わない、だから自分には責任がない

人生を楽しむが成功や:『夢をかなえるゾウ』

世の中のほとんどの人は「自分は成功していない」と思っています。 成功に関する書籍やセミナーは溢れているのにどうしてなのでしょうか? 今回の本『夢をかなえるゾウ』を読み、その理由がわかりました。 夢をかなえるゾウ [著] 水野敬也 飛鳥新社 2008.05 ------------------------ 今回は短い感想と、夢をかなえるゾウことガネーシャの名言を記録します。 この世に成功しない人が溢れいている理由その理由は、成功=努力と思っているからです。 どうゆうこ

世界平和をもたらす最も簡単な方法:『サーチ・インサイド・ユアセルフ』

マインドフルネスと聴くと何を想像するでしょうか。 私が勤める会社では、ランチ後に5分間の瞑想を行います。 ピンと背筋を伸ばし、腹式呼吸を行います。 呼吸に意識を向け、他のことを考え出したら意識を呼吸に戻す。 5分が終わると、二人組になって感想を共有します。 初めは、この文化に慣れず、宗教なんちゃうか?と疑うこともありました。 でも何度かやっていくうちに、午後の仕事への向き合い方や一緒に働く仲間への態度が変わっていくことを感じることができました。 呼吸に意識を向けただけ

今後のビジネスに求められる「美意識」:『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えているのか?』

名門美術学校が、エリート幹部向けにトレーニングビジネスを展開していることをご存知ですか? また、エリートビジネスマンの象徴といえばMBAですが、近年MBAへの出願数は減少傾向にある一方で、MFA(芸術学修士)への関心が高まっているという事実もあるようです。 ニューヨークでは、美術館で実施されているギャラリートークに朝早く参加した後に出勤するといったビジネスマンも増えてきているとか。 美術や芸術がビジネスの分野で注目されているのは、なぜでしょうか? そして、世界のエリー

自分を知ることがすべての始まり:『7つの習慣』

今度こそ変わるぞ!と思い立った日は吉日。 さて、何から始めたら良いのでしょうか。 まず、書店やアマゾンで自己啓発本を漁ります。その中で特に目に着くものは、「これだけやれば成功する」「1年で億万長者」「成功するための10の法則」のような書籍ではないでしょうか。 心に焦りがあればなおさらです。 時間は止まってはくれないし、1日でも早く変わりたい気持ちもある。 そう思っているのは、あなただけではありません。 右隣のAさんも自己啓発セミナーに通っているし、左隣のB君はどうやら